村上春樹の書く旅行記が、彼の小説以上に好き。
彼が読者質問に答えた本の中に、「書くために旅する姿勢」が示されていて、自分の旅する姿勢を正される気がした。以下に引用。
「のんべんだらりと旅行したり生活したりしていたら、本なんてまず書けません。というか、人が読んで面白いと思う本は書けません。」
「明確な意識を持った目ですべてを観察しておく必要があるからです。そうして、気付いた事をどんどんメモしていきます。忘れないうちに書き留めます。それは日記ではありません。文章を書くために必要な材料のメモです。」
引用終わり。
小松は、本を書こうとは思っていないが、人が読んで面白いと思ってもらえる文章を書きたいとは、常に思っている。そのためにいかなる努力もするつもりでいる。
旅のそれぞれの瞬間で知った事を、出来るだけメモしてはいる。
が、村上氏が言われるような意識的活用が出来ているとは、とても言い難い。反省。
なぜ、現場で得た情報を有効活用できていないのか?
村上氏はそれが出来ているのか?
それは、出発前の下調べの差なのだと思う。
彼自身はどこにもそう書いていないが、現場でどんな情報に出会ってもあわてないですむように準備しているから、だろう。
我々、旅をリードしようとする者は、本や文章をモノにしようなどとという「邪心」を持とうが持つまいが、同行している方々に分かりやすく情報を伝えていく必要がある。それが役目である。
「のんべんだらりと」旅してはだめだし、出発前にも「のんべんだらりと」下調べを怠ってもいられない。
誰からも、業務として求められなくても、ひとりで黙々と調べる時間もすでに「旅」なのだ。
それが出来なければ、現場の旅を充実させることは不可能である。
彼が読者質問に答えた本の中に、「書くために旅する姿勢」が示されていて、自分の旅する姿勢を正される気がした。以下に引用。
「のんべんだらりと旅行したり生活したりしていたら、本なんてまず書けません。というか、人が読んで面白いと思う本は書けません。」
「明確な意識を持った目ですべてを観察しておく必要があるからです。そうして、気付いた事をどんどんメモしていきます。忘れないうちに書き留めます。それは日記ではありません。文章を書くために必要な材料のメモです。」
引用終わり。
小松は、本を書こうとは思っていないが、人が読んで面白いと思ってもらえる文章を書きたいとは、常に思っている。そのためにいかなる努力もするつもりでいる。
旅のそれぞれの瞬間で知った事を、出来るだけメモしてはいる。
が、村上氏が言われるような意識的活用が出来ているとは、とても言い難い。反省。
なぜ、現場で得た情報を有効活用できていないのか?
村上氏はそれが出来ているのか?
それは、出発前の下調べの差なのだと思う。
彼自身はどこにもそう書いていないが、現場でどんな情報に出会ってもあわてないですむように準備しているから、だろう。
我々、旅をリードしようとする者は、本や文章をモノにしようなどとという「邪心」を持とうが持つまいが、同行している方々に分かりやすく情報を伝えていく必要がある。それが役目である。
「のんべんだらりと」旅してはだめだし、出発前にも「のんべんだらりと」下調べを怠ってもいられない。
誰からも、業務として求められなくても、ひとりで黙々と調べる時間もすでに「旅」なのだ。
それが出来なければ、現場の旅を充実させることは不可能である。