学生時代に書いた作品である。
作成年月日は不明。
星が降る夜に…
星が降る夜に願いをした
天使の歌声に合わせて
キラキラとひと粒の星がこの地に降った
その星が地球に降ったとき
誰かの願いを叶えている
願いを叶えるために
天使の翼をつけて降(や)ってくる
また
ひとつの星が降った
今度は 誰かの願いを叶えようとしているのだろう
この地球上の誰かの願いを星が叶えている
役目を終えた星は
静かに光を絶った
そして
また新たな星が生まれ
誰かの願いのために降りてくる
そう
この星たちは
世界中の人たちの明るい未来を叶えるために光を放ち
何万光年先の遠い宇宙(そら)に向こうで
いつも私たちのことを見守っている
自分の命を絶やし願いを叶えてくれる
私たちも人のために生きる人間になるべきなのである
あの星の降る夜の日のように…
写真：写真ACより