でっち上げもはなはだしい罪状で懲戒解雇された。

ま、それがきっかけであって原因ではないことはわかっていた。

要するに役員からおまえ(ブログ主)は扱いづらいからあっちいけ!とされたということ。

 

 

 

さて、間が開いてしまいましたが、今回は前回のブログで予告したとおり転職エージェント・転職ビジネスおよび転職市場を形成しているマインドについて少々お話いたしましょう。(少々ですが、長文です。)

 

みなさんは転職エージェント大手のサイトをご覧になったことはありますか?

 

会員登録しないと求人記事が読めない仕様になっていますよね?

 

読めたとしても公開されている数が限られていたり、「コンフィデンシャル」だの「非公開求人」だのと社名が非公開になっていることが多いですよね?

 

求人企業の社名や求人内容詳細はエージェントよりご紹介いたしますとありますよね?

 

転職エージェントの人たちはスペシャル感や独自ルートで入手した感とかで演出しますが、実態はいずれの同業サイトにも載っている普通の求人が殆どです。

 

これらはすべて転職という行為と仲介するだけの会社である転職エージェントと転職する個人の事情との垣根をあいまいにしてしまう罠です。

 

会員登録は「1分で完了!」とか書いてありますが、これも罠です。本登録もしくはオファー(オファー?いや普通の求人情報の公開だが)をもらえる状態にするまでには数時間いや数日かかります。求人案件を公開するという餌で釣って、求職者の詳細な個人情報の公開をサイトへの会員登録という名目で強要する罠です。

 

求人側にもエージェントがおりまして、彼らは求人している企業に掛け合って求人案件をわけてもらい、それを自社の転職エージェントサイトに載せていいかの判断を仰ぐ。載せただけでは原則多額な手数料は発生しない仕組みです。

 

普通の求人ですが、求人内容はイラつく横文字の数々。おい!ここは日本やぞ!しかもこの求人企業はべたなジャパニーズ企業じゃないんかい?とつっこみたくなるほど。そうです。スペシャル感の演出です。求人側エージェントのたくみな文章構成です。

 

もう一方で転職者が直接お世話になる求職者側のエージェントがいます。転職エージェントといわれて皆さんが想像するもしくは実際にお会いしたことがあるエージェントです。

 

前述のたくみな文章構成によるスペシャルな文言に釣られてふらふらと寄ってきた転職の意向がある者を、彼ら求職側エージェントが転職相談という名目で求職者の品定めをします。

 

その求職者が良い人材だと確信したら、ストックしておきます。先のスペシャルな案件はクローズしました。代わりにこちらの案件はいかがですか?とか某ハンバーガーチェーンが昔やっていたような「ポテトもご一緒にいかがですか?」に近いセールスをかけてきます。

 

おいしそうな餌で回遊魚を捕まえて生簀に放り込んで、捕まえた回遊魚の転職市場での価値と求人案件とのバランスをとって、ころあいを見計らって出荷(面接に向わせる)するだけのお仕事です。

 

求人案件を根こそぎ仕入れて、「コンフィデンシャル」とか「非公開」にしてしまっているので、求職者としてはその単純な仕組みがわかっていたとしても使わざるを得ない状況なのです。


転職エージェントは求職者を求人側に紹介して就職させた場合に手数料を求人側の会社から支払わせることで、それを主な収入源としております。その手数料は就職初年度の年収の30%くらいだといわれています。

 

転職を決定付けるのは求職者の努力や適正だけなのですが・・・スペシャル演出で我を忘れてしまっている求職者からするとエージェントとかかわっていることが転職を成功させる重要なファクターだと勘違いしてしまいます。

 

戦うのはあなたひとりです。

 

転職エージェントは情報を持っているだけで助太刀はしませんしできません。助太刀したとしてもウラがあります。手数料が欲しいのです。これはぶっこみともいわれています。

 

わかります?

 

わたくしは転職エージェントという仕組みは重要だとは認識しておりますが、自由な転職市場を形成するという名目で実は逆に転職という行為を実態が見えない複雑怪奇なものとしているだけだと思います。転職情報の買占め。独り占め。タダで個人情報とそのデータベース化(会員登録作業)と人を仕入れて、それを販売して膨大な手数料を取る。

 

仲介・手数料ビジネスなんてそんなもんです。ノーリスクです。

 

本当に自由な転職市場というものは、もっとマンツーマンなのでは?人脈がものをいう世界なのでは?と思っているわたくしは頭が古いんでしょうなぁ

 

転職ビジネスの人たちが「転職が当たり前の時代だ」とか「経歴が1社ということは無能の証」みたいなことを豪語して転職市場をあおっていますが。のせられないように。

 

 

次回は転職(再雇用・再就職も含む)をするに当たって気をつけたいことを書きます。