今日の10匹体重測定は1.2gであった。
昨日が1.8だったから、
0.6も違うことになる。

まあそもそも、推定150匹の中から10匹選んで測っているのだから誤差は大きいだろう。
そもそもこのケースの中には何匹いるのだろうか…

ここ数日、ワームの抜け殻の数を適当に数えているが、
昨日は10ほど、今日は20ほどあったので、
昨日よりは元気なはずだ。

そして、面白い発見があった。
脱皮したワームの殻が、たまに床材に垂直に突き刺さっているのだ。

昨日はたまたまだと思っていたが今日は3つ見た。
ケーキの上のろうそくのように、突き刺さったワームの殻。
私はこれを抜くのが好きだ。

奴らの努力の結晶なのかもしれない。もしくは奴らに美的センスがあって、わざと殻を突き刺しているのかもしれない。
だが、、しかし、だ

あんなにくねくねしてる奴らがそんなふうに真っ直ぐ地面に刺さったまま脱皮できるのか?

謎だ

写真を取ろうと思っていたが、体重を測っているときに倒してしまった。

そして、今日も妊娠中と思われるハムスターに一匹白いのをごちそうしてあげた。

私はハムスターにミールワームをあげたとき、あまりにも残酷に見えるから、
怪訝な顔をしてしまう。
そう、ワームを飼った店員と全く同じ顔かもしれない。
私を見てハムスターは目をキラキラさせるのである。

これは、
私が店員のところへミールワームの購入をしに行ったときとそっくりだ。

私はキラキラした、それでも若干恥ずかしそうに目を伏せながら、それでもそれでも期待とわくわくが表情に出ていたであろう。そんな表情で、虫かごと、ふすまと、ワームを店員のところへ持っていったのだ。
店員は怪訝そうに、それでも親切に売ってくれた。

そう。今回は立場が違う。
ワームを売ったり与えたりする人というのは、怪訝そうな表情をするのである。
そして、嬉しそうにむしゃむしゃと顎を動かすハムスター。

これを上げてから、私を見るなりワームをおねだりするようになった。

他の上げていないハムスターよりなんだか生き生きとしている。

ミールワームの力は絶大なのだ。

飼い始めてもう3日目である。
ワームは飼ってから早くて2週間で蛹になるそうだ。
急がなければならない。

今日も虫かごを求め店に行く。

店はどこもクリスマスのツリーや、赤い実のなったギザギザの葉っぱのインテリアがうられている。
食品売り場にだってサンタクロースが飾られている。

そこに、虫かごを探す私。

だが、なかったのだ。

もうこれで4店舗は見たぞ。

まあ、空の虫かごは家に2つあるから、まだ急がなくてもいい。

変わりに、昆虫ゼリーを買って帰る。

これでワームに使ったお金は2000円くらいになった。
虫かご代で、あと2000円はかかるだろう。

初期費用にしては高い。

ワームを毎月1パック買うのと繁殖させるのとで費用を計算した場合、
繁殖させたほうが安くなるのは、10ヶ月後とかに違いない。
繁殖に大成功するなら冷凍もするかもしれない。

つまり一生と言っていいほどハムスターとともに過ごす覚悟のある私にはぴったりだ。

因みに1日1匹を9個体に上げ続けると1ヶ月で270匹になる。

毎日上げるのは面倒だが、毎日蛹が9つ取れればいいのだから、とてもかんたんだろう。

そして、ハムスターのおやつは1日0.3gと決めているので、
今のワームにしたら2匹までは許せる。

どこかにハムスターは週に1匹とか書いてあった気がしたから、ハムスターの飼育本になんて書いてあったか思い出したくて本を家中探しているが、なぜか見つからない。

しかし、これだけ世代交代が早いのだから、もしかしたら品質の良いワームを生み出せるかもしれない。
やり方はこうだ。

太ったワームを集め、蛹にする。
生まれた子も、大きい奴らを選んで世代交代させるのだ。
また、早く育つやつを使うことができれば、もっとスピードも上がるはずだ。

それを続ければ、いつかワーム牧場(?)を作れそうだ。

いい考えであるのは確かだが、
これをするなら更にもう1つ2つケージを追加せねばならないだろう。

ワームの体重は0.2gほどまでらしい。これより多くできればすごいことである。

私にその能力はあるだろうか。
先代の人間が牛やらブタやらでやった、あの選抜方法を私がやろうとしているなんて、とてもワクワクする。

まずは、1世代目を育てて体重測定しよう。
エサの研究もできればしてみたい。
それをするには、今よりもっと厳密に記録する必要があるだろう。

今日も小松菜の葉っぱが動く。