母親から受けた無意識の呪縛 ③ | 心療内科医みー先生のブログ

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この、ブログは心の病の治療にあたる上でもっとも注目すべき母親と子どもの関係のもつれ、そして親から子へ、またその子(孫)へと繋がる『子育ての負の連鎖』を断つためにどうすればいいのかを症状をあげながら具体的に解説しています

さて、律子さんには娘さんが1人います
初夏の頃、急に暑くなった日、職場のエアコンが冷えすぎて、律子さんは体調を崩しました。
そうなると、自分の体調に対するイライラをそのまま娘へぶつけてしまう。
かわいいと思っていながら娘のことをかわいがれない自分がいるようです
律子さん自信も実の母親から愛されていないので、体調を崩してイライラしたり、気持ちに余裕が無くなった時に、素の自分、自分の本音が出てきてしまうようです

娘さんは、律子さんに当たられるたびに父親に相談し味方になってもらっているようでした
娘さんにとっての避難場所(父親)はあったようです

またある時、ピアノを習い始めたのに練習をしない娘さんを見た律子さんは、
「ピアノの練習をしたら欲しいものを買ってあげる!」と約束したそうです

これについてカウンセリングの時、欲しいものを与えることで何かをさせるという条件反射のしつけは子どもの成長に良くない影響を及ぼします、と指摘しました。



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