夢をなくした哲哉さん ② | 心療内科医みー先生のブログ

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この、ブログは心の病の治療にあたる上でもっとも注目すべき母親と子どもの関係のもつれ、そして親から子へ、またその子(孫)へと繋がる『子育ての負の連鎖』を断つためにどうすればいいのかを症状をあげながら具体的に解説しています

 哲哉さんのお父さんは、哲哉さんが幼い頃に脱サラし、小さな会社を始めました

 お母さんもその会社で一緒に働き、子どもたちに向き合う時間は、少なかったようです
(子どもたちを可愛がる余裕がなかった)


 哲哉さんは、小さい頃から心のなかにぽっかり『あな』のあいたような空虚(寂しい)気持ちになり『したいことがない』子どもになっていました
(したいものが何であるかわからない)


母親に勧められるままに空手の道場に通ったりしましたが、まったく楽しいとは思わなかったそうです


一般的に母親に疎外された子どもは、心の奥底に怒りを持ち、そのやりきれない気持ちを空手などの格闘技にぶつけるのですが、哲哉さんは、それすらできない無気力な子(何もできない子)どもになっていました


ぽっかりとあいた『あな』は、母親の愛情をもとめているんだにゃー

何かしたい!うという気持ちがあるけど何もできないにゃー


みーちゃんより