久しぶりに
訪問嚥下リハビリテーションの先生方に
来ていただきました。

しばらくオンラインで診て頂いていたのですが
おウチに来ていただくのは1月以来です。

オンラインも良いのですが、
食べている時や食べ終わった後
鼻から内視鏡を入れて

喉に食べ物が残っていないか、
どのような形態で
どのようなルートで
食道に運ばれていくのかなどを
診てもらえるのは

対面診療じゃないと難しいです。


本日のメニューは

豆乳ときゅうりのスープ。
豆乳にすりおろしたきゅうりを入れることで
とろみが増し、
嚥下学会とろみ区分の
"薄いとろみと中間のとろみの間“位の
濃度になったみたいで、
とろみ剤を加えなくても
少しとろみが付きます。

シャバシャバだと気管に入りやすいので
いつもはもっととろみを付けていたんですが、
先生の指導のもとなのでこういうチャレンジが出来ます。

このくらいなら大丈夫です!

と、お墨付きをいただきました。

二品目はフラミッシュ
キッシュみたいなものですね😊

フレンチの川島シェフに教えてもらったレシピです。餃子の皮ではなく、パイ生地で。


どうかな?と思ったのですが、
味見した先生によると、
「これは舌でつぶせる柔らかさだ」と。
パサつかずしっとりしているのもよいと。
歯がない人も食べられるとは私自身も意外で
パイ生地が噛み切れないかと心配したのですが、予想に反して高評価でした😋

母は粒状のコーンが苦手なので
ペースト状に変更。
念のためにパイ生地無しで
ココットに直接入れて焼いたものも
用意しましたが、
どちらでも良いとのことでした。


続いて、もやしの春巻き



栗原はるみさんに教えてもらったレシピですが
エビではなく皮なしソーセージを使いました。
大きさも1/4サイズで揚げて
それをさらに小さく切り、
具の切り方も噛みやすい大きさに工夫。
パリパリ、カリカリした食感のものは
刺激になって嚥下を促すのではないかとのことで
食感を意識したメニューです。
中の具がとろとろしていると
パリパリの食感が損なわれやすいと考えたので
もやしとソーセージの組み合わせをチョイスしたのはどうやら正解だったよう。
さらに、タレに使ったスイートチリソースが
先生方から大絶賛‼️
唐辛子のカプサイシンは嚥下を促す効果があるらしいし、とろみ具合もちょうど良い。
甘いし味が濃いので、
これを食べると途端に覚醒度が上がりました。
エスニックの介護食は珍しいし
思いつかなかった!最強だ!と
皆さん嬉しそうで私も嬉しい…😆✨

次は豚肉の香草パン粉焼き


イタリアンの濱崎シェフに教えてもらったレシピです。これは挑戦メニュー。肉の硬さを克服できるか、また、とろみのソースを使わずとも食べられるか、ファイバースコープで確認しながら食べました。

結果としては
そのままよりもとろみの助けを借りた方が安全、とのこと。
缶詰のとうもろこしのペーストに塩を混ぜて一緒に食べると残渣が少なくなりました。


が、切り込みを入れて焼くこの手法は
味見をした先生方がみんな「柔らかい!!」と驚き、「切り方の工夫でこんなに柔らかくなるんですねー。これだと入れ歯の人でもこのまま食べられるね!」と。

お肉を食べるとなると、柔らかくなる液に漬けるというのがお決まりのパターンだそうで、
切り方の工夫次第で可能性が広がることを
みんなに教えてあげたいと言ってくださいました。

嬉しいー😆

母は一時期
口から食べることを禁止されていましたが、
地道な訓練のおかげで
とろみ食ではなく常食に近いものを
食べられるようになりました。

食べることを諦めていた方も
少しでも食べられるものが増えると良いなぁ。


そうそう。
9月13日(日)朝8時〜
Eテレ「やさいの時間」に出演します!

暑かった〜🥵
普段スタジオ仕事ばかりをやらせてもらっているので暑さに慣れていないのがバレバレです😅

一回しか出ないので是非ご覧ください〜😆