病院で八方塞がりの中
私は3人の日本人に助けられました

一人は私の元マネージャーで
今は友人として付き合いのある女性

彼女がイタリアに伝手のある人を見つけ出し
私が精神的におかしくなっている時も支え
事務的な書類の相談などにも乗ってくれました。

一人は彼女の友人の友人の秘書という
イタリア語が堪能な女性。
お互い初めて存在を知ったのですが、
日本から時差がある中
業務の合間をぬって何度もお電話下さり
ドクターにイタリア語で掛け合ってくださいました。


もう一人紹介していただのが
造形作家としてベネチアに住んでいるという
日本人男性マサルさん。
彼は大きなモフモフした犬を連れて
病院まで来て
私を励ましてくれました。

還暦を超えて
細身で日焼けした彼は
優しい性格で
私の訴えを病院のヘルパーさんに
訳して下さるのですが、
言い終わる前から
ど迫力の女性たちに一喝され、
だいたい意見は通りませんでした。

それに対して
ハイハイわかりましたよ〜
みたいな感じで苦笑い。

そんな
リアクションを見て、

そうだなー。イタリアだもんな〜と、
私の力も抜けました。

彼は
iPadで針金のようなもので作られた
犬の作品をたくさん見せてくれたり、
ワインを飲んだ方が良いとか
惣菜屋さんの美味しいところあるよとか
忘れていた日常とか
イタリアを楽しむということを
思い出させてくれました。
結局飲まないままでしたが。

彼らが支えてくれたことで
何とか乗り越えることができました。
見ず知らずの人でも
困っているでしょうと
助けてくれる。
本当に有り難かったです。