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今日あさイチにご出演いただいた
認知症のご本人、福田人志さんから
放送終了後に
絵葉書をいただきました。

ご自身で描かれているそうです。

地元長崎の眼鏡橋
カラフルで
素敵ですよね〜(^^)!

作品として素敵なのはもちろんですが、
絵を描くことは
認知症の進行を抑えるのにも
良いと言われています。


福田さんは料理人だったのに
認知症による味覚障害で
退職を余儀なくされました。

往々にして味が薄く感じてしまう。
でも酸味はわかるので
酸っぱく味付けしてしまったそうです。

そうなんです。
認知症の方にご飯を提供する立場としては
私たちの味覚と感じ方が違うから
口に合わない場合があるという問題を
私も考えていました。

介護食を学んだ時に
認知症のご本人は
味をどう感じるようになるのか
知りたいと思っていました。

つまり、
自分が美味しいと思って出したものが
認知症のご本人にとっては
美味しくないと感じてしまうなら
どう味付けすると
満足してもらえるのか。

松本さんに放送終了後に
伺うと

「私の場合、酸味は感じるので
いつもケチャップを置いています。
あと、生姜とか青じそとか七味とか
薬味をかけるのも刺激になって良いです」

なるほど!薬味や香辛料ですね。

アロマテラピーでも
認知症に胡椒が良いと
聞いたことがありました。

ただ、専門家の松本先生によると
認知症の種類によって
脳の中で損なわれている場所が違うので
福田さんの場合は味覚障害が出ているが
例えばレビー小体型は脳の後ろの方の血流が悪く
アルツハイマー型とは違うので
そんなに味覚障害は出ない。
福田さんの場合は酸味がわかるけれど
これも人によって違うので
同じアルツハイマー型であっても
一人一人症状は違うというのです。

こうやって
当事者の方から
経験談を伺えることは
本当に貴重です。

そして、自ら行動する
福田さんの勇気も素晴らしい。


当事者が話す認知症カフェは
少しずつ増えていて

以前あさイチで放送した
東京・町田市のスターバックスでは
認知症カフェが定期的に
開催されています。

スタバっていうのが
また良いですよねニコニコ

こういう取り組みが
全国的に広がると良いですね。