そういえば
スペイン旅行記

まだ完結していませんでした^^。


どこまで行ったっけ??

と自分でもわからなくなったので

新たに「スペイン珍道中」というテーマ分けを作り
読み返しました(;^_^A。





最後のバルセロナでしたね。


街を一望できるモンジュイックの丘に向かう途中
バルセロナオリンピックの会場をのぞき見。




ツアーなので降りる余裕はありません。
そもそも、お金がないので
降りても帰れないため
降りようとも思いませんでしたが^;。



最終日のホテルは
中心街から離れているものの
とても快適なところで

朝食のレストランからの眺めも良く
場所によっては
サッカー・バルセロナのホームグラウンド
カンプノウスタジアムが見えました。





サッカーを観に行く余裕も
もちろんありませんでしたが^^;。




朝食も美味しかった♪




この眺めを見ながら

「色々あったけれど
今日でバルセロナともお別れだわ。」

などと、感慨に耽りました。




さあ、いよいよ出国です。

ここから私たち親子は
フランクフルト経由で成田へ。

ツアーでご一緒した皆さんは
この後イタリアやポルトガル、
あるいは世界一周チケットで南米に行くという人もいたり

乗り継ぎがイギリス・ヒースローという人も多く

私たちフランクフルト組は意外に少なく5組。


バルセロナ空港で
航空会社のカウンターに並んでいたら

どうも、様子がおかしい。


すぐ前の男性は偉く怒って
航空会社の女性に何かを吐き捨てるように言って
ベルギーの航空会社のカウンターへ向かいました。


何だろう???



ツアーの担当の方が
チェックインカウンター前へ行き

しばらくして

戻ってきたら、


「あちらのカウンターに移動しましょう」


なんだなんだ??

ここ、チェックインカウンターのはずなのに
どこへ行くのだ??


移動したカウンターに並ぶ直前
招集をかけられた私たち。

ツアーの担当者から告げられた言葉は


「フライトが、キャンセルになりました。」


はいーーーーーーーーッ目!?


「ストライキです。
予約していた飛行機には乗れません。
ちょっと会社に電話してきます。」


嘘でしょう???
日本に帰れないなんて・・・。


いや、ストライキで飛ばないことがあるという話
聞いたことありましたよ。

しかし、まさか、自分にふりかかるとは!
しかも私、
母と一緒ということもあって
こういうトラブルのリスクを減らすという観点からも
日本の航空会社を選んだのに
まさか
日系に乗る前にストライキに遭うとは・・・。


っていうか
私、ここに来るまでに
結構な苦難を乗り越えて来てるんですよ。


大雪。
財布を落とす。
靴底が抜けた。
スーツケースが届かない・・・。

まだ、
まだ神は、私に試練を与えるのですかっショック!!?


愕然とする中
ルフトハンザ航空のカウンターにて情報収集。


「誰がストライキを起こしてるんですか?」

「フランクフルト空港のセキュリティーエリアで働いている人たちのストライキ。
君たちは国際便だからセキュリティチェックは必ず通らないといけないからね。」

航空会社のストライキじゃなくて
セキュリティチェックの人のストライキ!

しかもフランクフルトだけ・・・。


私、行きヒースローでユーロが使えず
あられで空腹を満たしたのに
なんで帰りはヒースローじゃないんだ!

行きがフランクフルトだったら
ユーロで夕飯も食べられたというのに
全くついてない。


「あのー、私、早く帰りたいんですけど・・・
母がいるので日系が良いんですけど・・・」

フライトを振り替えてもらう交渉を必死でします。

「今からだったら・・・夜遅くの便の
フランス経由かイスタンブール経由がある。
どっちがいい?
どっちも日系じゃないけど。」

当初の予定とはだいぶ遅れますが
2つの便は
成田に到着する時間はさほど変わらないとのこと。

フランスは行ったことがあるから勝手がわかる。

何より、
ユーロが使える!!!


好奇心からまだいったことのない
イスタンブールと答えていたら
またユーロが使えずヒモジイ思いをしてしまいます。

「フランスで!!」


ということで、


シャルルド・ゴールからの最終便。

6時間前に着いたから
ゲート前は誰もいないし
暗くて寒くてどんよりしょぼん



飛行機に乗り込んだ後も
「給油しています」
というアナウンスが流れる中
1時間以上待機。

グッタリしながら
成田へ向かいました。


成田に到着する直前
機内では
遅延で遅い到着になり
家に帰れないとざわざわする人続出。


私はというと・・・

母のシルバーパスとパスモと
所持金2000円を駆使して
どうやって家に帰れるのかで頭がいっぱい!

都営線を利用すれば
シルバーパスを使って
結構な区間
無料で乗れる・・・ひらめき電球

イメージトレーニングをしたことも功を奏し
いくつかの乗り換えを経て

無事、帰宅できました!!!!!

途中

乗り換えの駅で
エレベーターに乗ろうとしたら

その日に限って
工事中で

深い地下を
重いスーツケースを引きずって
倒れそうになったり


お腹がすいたけれど
レストランはどこも終了。

円の持ち合わせがないので

またまた
飛行機でもらった
クッキーとパンを
ホームのベンチで
電車が来るまでの間
ひっそりと食べて
(深夜なので本数も人も少ない)
空腹を満たし、


帰宅したら
0時をとっくにまわっていましたしょぼん

頭痛にさいなまれながら
泥のように眠りました。


私は乗り継ぎ一回で帰れましたが
中部国際空港に帰る人は
バルセロナ→ミュンヘン→北京を経由して
中部国際空港へ帰るという
大がかりなルートになったんですよね。

彼女たちは無事だったんだろうか・・・。


そんなことを思いながら

スペインへ行ったのは
幻だったのではないかと思ったりもする
誕生日旅行でした。