いやはや
スゴいインパクトでしたね
ミクニン。

たっての希望で
カチューシャに
サーモンとフライパンを載せて
登場された
フランス料理の巨匠、三国清三さん。

実はものすごく実験を重ねて
登場してくださっているんです。

三国さん自身が試作しているところを
アシスタントの方が
手順ごとに写真を撮って
ディレクターさんに送って下さっていたそう。


ここまで
手順を具体的に伝えて下さる方はいらっしゃらないと思います。

巨匠なのに
そういう丁寧さを忘れない。
スゴいなぁと。

さらに
打ち合わせの時に
「サワークリーム温めるの電子レンジじゃダメですか?鍋洗うの面倒臭いんです(^^;」
という私の言語道断な質問に

「今からやってみよう!」
と調理準備室に戻り即実験。

そして
「鍋よりレンジのほうが
とろみ加減は(素人にとって)簡単かも」

と、本番で加えて下さる柔軟さ。

爪の垢でも煎じて飲まねば
という気持ちになりました。


それにしても、
本番の調理スピードの早かったこと!!

差し替えのサーモンを
裏でアシスタントさんが焼いているのですが、

サーモンの皮付近から
白いたんぱく質が出ている状態を見せないと意味がないと
三国さんから強く言われていた
アシスタントさん。
差し替えを紹介する件の予定時間から
7分前に焼き始めると
決めていました。

が、

あまりにもミクニンのスピードが早いので

「差し替え間に合ってません!!」

の、カンペが出ました(゜ロ゜;ノ)ノ

確かに
もう差し替えに行きたいタイミングなのに
コンロしかセッティングされてない(^^;。

ちょっとお話で繋いでいる間に
スタッフ総動員で
差し替えセッティングが完了。

「6分経ったものがこちら!」

と皆の努力の末
何事もないかのごとく進めた…と思ったら!

今度は
「試食が間に合ってません!」
のカンペ!Σ(×_×;)!。

試食も出来るだけ
出来立てを届けたいということから
裏でアシスタントさんが
試食予定時間を逆算して
作っています。

が、

やっぱりミクニンのスピードは早いので
その試食用のサーモンがまだ焼けていなかったのです。


ミクニンはもう完成しようとしている…

しかし
ゲストテーブルにまだ何のお皿も並んでいない(/≧◇≦\)。

ほどなくNHKの料理助手さんらが
三人がかりで
皿を運んでくれている様子を見つつ

盛り付けのコツなど伺っていたら

素早くセッティングして
退却していました。

うーん、さすが…(^-^)/

本当に助手さんたちの
働きっぷりには
感動すら覚えます。
毎日毎日スゴいんですニコニコ

と同時に
今日はミクニンの手早さと
味の確かさが両立し、
なおかつ盛り付けも
ササッとソースをかけて美しく見せらる
技に唸りました。

地位を確立しているシェフは
手早く、美味しい、美しい。
共通してるところです。

能ある鷹は爪を隠す。

感心した後にカチューシャ姿のミクニンを見ると
やっぱり力が抜けるのでしたにひひ