ママにとって忘れられない日、2007年12月14日 14:20分

 K君が元気にパパとママとお姉ちゃんのもとに生まれてきてくれた日。


 2008年6月26日 K君がおうちで暮らした最後の日。

 そして辛い入院生活の始まりの日。


 2008年11月10日 K君とのお別れの日。


 6月の晴れた日の青い空の色、風の香り、梅雨空、じめじめとした空気

 すべてが2年前を思い出させます。

 もう調子は悪くなってはいたけれど、近所のお医者さんに通いながらも

 おうちで過ごしていたK君。

 あの頃のママはまさかK君の病気が大変な病気だなんて思いもしなかった。

 そして、あなたがいなくなってしまうなんて。こんな日が来るなんて。


 今週の土曜日19日はお姉ちゃんの10歳の誕生日です。

 8歳のお誕生日の日にケーキを前に撮ったお姉ちゃんとKの写真は、K君

 のすぐ横に飾っています。

 写真の中のお姉ちゃんはまだあどけない顔をしているけど、背もずいぶん

 と伸びて大人っぽくなってきました。


 ママはK君を失ってから、悲しくていつもいつもK君のことで頭がいっぱい

 で、見ているようでお姉ちゃんのこと見ていなかった時期があったと思います。

 ママに一言も言ったことはなかったけれど、きっと寂しかった時も沢山あったと

 思うし、 私のことも見て。と思っていたと思う。


 K君はお空でそんなお姉ちゃんの姿を心配そうに見ていたのかな?

 でも最近は違いますよ。しっかりとお姉ちゃんの成長を感じています。

 そして今年はお姉ちゃんのお友達を招待して、盛大にBirthdayPartyをします

 よ。 お姉ちゃんは今からウキウキです。

 K君、いつも元気に明るく頑張っているお姉ちゃんのことお祝いしてあげてね。


 6月はやっぱり少し辛くてK君のこと沢山考えて、悔しくて、悲しくて、会いたくて

 泣いてしまう日もあるけど、そんな日を繰り返しながらもママ、頑張って生きて

 いくからね。

 いつか、K君に会えるその日までね。


12月24日


今日は、朝からコストコに行きチキンやパン、チーズ、ワイン買って

クリスマスパーティーの準備に大忙しでした。


夜にはパパがママの大好物のアンジェリーナのクリスマスケーキを

買ってきてくれて、パーティーの始まり。


K君の可愛いプレートにもお料理を盛り付けて、クリスマスキャンドル

に火を灯して、乾杯!


K君、パーティーはどうだったかな?楽しんでくれたかな?


お姉ちゃんは、毎年クリスマスの少し前になるとサンタさんに手紙を

書きます。


今年のお姉ちゃんのお手紙には、

「 サンタさん、毎年プレゼントをありがとうございます。去年のプレゼント

もとても気に入っています。今年は、弟にミニカーを、私はお任せでお願

いします。」と書いてあったよ。


手紙を見た時、パパもママも泣きそうになったよ。

お姉ちゃんのK君への優しい気持ちがとても嬉しくて。

お姉ちゃんもいつもK君のことを思っているんだね。


2年前の12月14日にK君が生まれたとき、可愛い赤ちゃんがきたことが

クリスマスプレゼントだと言って、とっても喜んでいたな。


7つも年が離れていたから、お姉ちゃんはママのお手伝いもよくしてくれて、

K君のこともとっても可愛がっていたよね。


K君の入院中も、お姉ちゃんはたくさん頑張ってくてた。

きっと、すごく寂しかったと思う。でも、K君が元気になって帰ってくる為だ

からと泣き言を言わなかったお姉ちゃん。


お姉ちゃんにとってK君は自慢の弟。

K君にとってお姉ちゃんは自慢のお姉ちゃんだね。


そんな、二人の親になれたパパとママは幸せだね。


K君、サンタさんからのプレゼント喜んでいるかな?


MERRY CHRISTMAS K君。







   12月14日は、元気でいてくれたらK君の2才のお誕生日。

   去年は、K君とお別れして間もなかったこともあって、姿のないK君

   の誕生日をすることなんてできずに、その日は一日中泣き崩れて

   いたな。


   あれから一年。変わらぬK君への思い。

   けれど、今年は誕生日をやってあげたいと思えた。

   どうしてそういう気持ちになれたのか自分でもよく分からない。

   

   K君、ママとお姉ちゃんで作ったお子様ハンバーグプレート。

   ハンバーグはクマさんの形だよ。

   パパが買ってきてくれたケーキとミニカー。おばあちゃんからのかわいい

   ガーベラの花束やおかし。お姉ちゃんのお友達がくれた、K君の絵と

   チョコレート。


   喜んでくれたかな?去年より少し元気になったママを見ていてくれたかな。


   皆で、「K君2歳の誕生日おめでとう。」と乾杯した時はやっぱり、K君の姿

   がないことに泣きそうになったよ。

   やっぱり、2本立っているローソクを「フーッ」てするK君の嬉そうな笑顔が

   見たかったな。

   お姉ちゃんの時には、毎年当たり前のようにしてきたことが叶わない現実。

   悔しいよ・・・。

   

   誕生日の夜は、ベッドに入って、2歳になった可愛いK君の姿を想像しなが

   ら眠りについたよ。夢で逢えますようにと願いながらね。


   K君、お誕生日おめでとう。

   生まれてきてくれてありがとう。