この記事は続きなのでひとつ前の記事から
読むようにしてください。

みうは玄関の前で大きく大きく鳴きました
外に出たかったんです。
きっと色々なことを察したんでしょう



永遠の別れじゃないからねみう


大丈夫だよ。大丈夫。
また絶対会えるからね


みうに言い聞かせるのか
自分たちに言い聞かせるのか
飼い主さんのことを忘れて
まるで私たちが引き離されるかのように
何度も泣きながら声をかけました



ちがう、ちがうよね。
みうは、おうちに戻れるんだもんね。



わかってる、わかってるはずなのに




車に押し込まれた状態になったみうの顔が
切なくて不安げで苦しくて苦しくてどうしようもありませんでした。






なんだか連れ去られてしまうような気分






飼い主さんはずっとずっと
頭を何度も下げながら
みうとのお別れをずっとずっと
優しく待っていてくれました。





可愛い、みう。
また触れたい


でももう車の中に行っちゃったね



窓越しにみうに顔を近づけてみると
みうがダンダン!!と
手をかけて、精一杯もがきました。








みうごめんなさい







暴れないで、みう



絶対いい生活が待ってるんだから

みうお願い



みうの不安を乗せたまま
どんどん走っていく車をずーっと
見えなくなるまで見続けました




車がみえなくなってから5時間




無事に到着したとの連絡をずっと
携帯片手に待っていました。


そして21:00過ぎ
無事に着いたと連絡がありました。



車の中で吐いたとのことで
とても心配に思いました。



そして翌朝、向こうに着いてから
送られてきたお写真です。






すっかりお腹を見せてゴロンとするなんて
ちょっとヤキモチでした。(笑)




でも、同時にホッとしました





みうと離れて年を越すことになった
2018年、12月下旬。


飼い主さんから、今年は
やっとみうと年越しができます。
幸せです

そんなLINEが届いて
私は涙がとまりませんでした。




私はみうとは年越しができなかったな…






自分でも当時は感情がわかりませんでした
もう感情がぐちゃぐちゃだったんです
ただ嬉しい!ではなくて
引き離されてしまったようなそんな
正直変な感覚でいっぱいでした





みうは幸せだよね?




飼い主さんの元に戻れたんだもんね。
私は死という別れは経験したことがありますが
生きているのに元気なのに
自分の手元から手放すことがこんなにも
苦しいんだと初めて知りました。





母を除いて、私は1から10まで自分の手で
やらないとやっぱり気が済みません。
とことんそういう性格なんだと
つくづく実感しながら過ごしていました。






そんな中でも飼い主さんはとっっても
良い方で、グループラインを作ってくださり
私 母 飼い主さんで
お庭の猫(庭猫)と
みうの交換日記が始まりました。


ほとんど毎晩のように
交換してきた庭猫&みう日記。














飼い主さんはみうの気持ちに寄り添い
自分たちの生活と
野良歴がすっかり長くなってしまった
みうとの生活に折り合いをつけようと毎日
もがいていました。


最初の頃は布団を
うんちやおしっこだらけにしたそうです。



部屋のいたるところに
うんちとおしっこ
外へ出たいという強い願望の毎日
飼い主さんは
野良化したみうとの生活に奮闘しながらも
折り合いをつけていきました。





そして少しずつ家での生活に慣れていたみう





外にも特別出たがらなくなってきたみう。


いつのまにか
トイレもできるようになっていました。


だからこそ、もう少しなんだな。と
外へみうが出ることを強く否定は
出来ませんでした。
それが飼い主さんが決めたことなら。と
そう思いましたし
本当にそれで折り合いがつくのであれば
みうも自然と外に興味を持たなくなるのが
幸せだろうと私自身も思っていました。





飼い主さんとの交換日記は
年が明けて2月になっても続いていました。













ですが突然飼い主さんからの
連絡が途絶えました。








そして数日後に入ってきた
LINEを見て私は言葉を失いました


















??




頭が真っ白になりました





うそでしょう。

読んでも読んでも書いてあるのは
迷子になったみうのこと。
声を出して久しぶりに子供のように
泣きじゃくってしまいました。




返す言葉もありませんごめんなさい。
とにかく探し出して欲しいです
そんな返事を返して


怒りと後悔の中で苦しくて苦しくて
もしかしたら、我が家を目指して
みうは脱走したんじゃないか?
そんなことさえ思ってしまいました。


とりあえず連絡するべき所の連絡先と
お庭に猫砂を撒くことなど
知ってる限りのことを全て伝えて
いい知らせをただ待つしかありませんでした。




やっぱり私のやったことは
間違いなんだ
きっとただの偽善だったんだ
どこから間違えたんだろうか…





やっぱり引き渡すべきじゃなかったのか


みうはほんとに幸せだったんだろうか



あれが、みうとの最後に
なってしまったんだうか。

2月。
後悔と悲しみで胸が張り裂けそうでした。
私はただ飼い主の元に戻したかった




ただ幸せになってほしかった
野良ちゃんで居るより幸せだと思った



でももしかしたら



みうは野良猫の方が幸せだったのかもしれない


だから逃げ出してしまったのかもしれない


どんなに泣いても泣いても後悔が押し寄せて
余計なことしなければよかった
私は間違ったのかもしれない





自分を本当に本当に責めた時期でした



母もきっと同じ気持ちだったんでしょう
みうの話には触れない
というか、辛すぎて触れられなかったんです


ただ1人長く長く仏壇の前で手を合わせて
みうが帰ってくることをひたすら
願う母の姿を見てました。




母も可哀想で、もちろんみうが
一番可哀想で。
飼い主さんもきっと、どうにも
表せない感情で居ることでしょう。






連絡をもらった19日から悲しみなのか
怒りなのかもう無力過ぎて自分にも腹が立って
どうにも落ち着けない毎日を過ごしていました。






そして2/27のことです。




ほんとうにまた奇跡が起きたと思いました












飼い主さんから入ったLINE









みうが見つかりましたの文字




もうそれはそれは何回も何回も
読み直して、間違いないことを確認して
声を上げて喜びました。
ほんとに、本当に良かった
みう、ありがとう
みう、生きててくれてありがとう(´;ω;`)





みう、よく頑張ったね。ほんとにね
みう、ごめんね
ごめんねみう山奥は怖かったでしょう


みう迷子にさせてごめんね
人間の責任だよね


みうおかえり、ほんとにおかえり!!!




飼い主と会えた27日
送られてきたみうです。









おばかなみう!!どこ行ってたの!!






違うね






お利口すぎるみう。


人想いなみう。
みう、ほんとに戻ってきてくれてありがとう



感謝しても感謝しきれないよ
今すぐ会いに行ってみうのこと
抱っこして抱きしめたい。
思いっきり撫でて、私も、みうに
こんな目の無くなる顔をさせてあげたい




いつか絶対に母とみうに会いに行こう
でも、私にも守る命があるので
片道5時間の距離
なかなか一泊で行けないのが現状です。


でも、絶対にまたみうを触る。
みうにまた触れる

また、みうの毛に触れる喜びを
考えただけでほんとにほんとに
幸せです




みうは15km離れた所で
保護されて見つかりました。
きっと釣り人のトラックの荷台で
休んだりしてるうちに
そのまま遠く離れた釣り堀まで来てしまったんだろうということでした。


保護してくれた方はすでに
保護猫を抱えていてそれで
保健所で探してる方は居ないかどうか
問い合わせをしてくれて
みうの飼い主様へ保健所から
連絡が入ったという経緯だそうです。




見つかった場所はかなりの山奥で
弱っている猫はみんな
ハクビシンなどに襲われてしまうことも
多い地域とのことで
ほんとにギリギリのところで
みうが帰ってこれました。




みう、あなたほんとにほんとに
運の強い子だね


本当に良かったです。

その後みうは猫用GPSを付けるようになり
それにしっかりと慣れさせるまでは
外には出さない方がいいと当時伝え
飼い主様とも話しました。
けれど今なら当時よりももっと
飼い主様の格闘する気持ちが
すごく分かります。
野良歴が長くなった猫を家の中で
飼うというのは本当に大変です。
みうとの折り合いをつけるつもりで
外にもお散歩に行かせていた気持ちも
すごくわかります。




あれからゆるーくゆるーく今でも
飼い主様とは連絡を取っています
去年からコロナになってしまい未だに
泊まりがけで会いに行けるチャンスを
掴めて居ないのですが
今年もみうは元気に過ごしていて
安心しています(^・o・^)

これだけ時間が経った今なら
胸を張って自信を持って言えると思ったので
記事にしました。
黒猫のみう🐈‍⬛はちゃんとちゃんと
飼い主様の元で幸せになりました✨




完全に室内飼いが理想とされる中
自由に出入りできる環境の猫ちゃんは
今でも現状たくさんいると思います。


迷子のまま帰ってこない猫も
一生野良生活のコもたくさん居ます



いろんなコがこの世には居ますが
でも今、手元にいるコはせめて
目の前にある命だけはせめて
絶対に離さないように守ってあげて欲しいです。



まだ今からなら防げることです
絶対に脱走は防げることです


あなたの手元に居るコの迷子は
絶対に絶対にこれから防げることです



野良猫として生きる事が必ずしも
不幸せかと言ったらそうじゃない事も
あると私は思います。
環境はもちろん辛いけれど
きっと仲間と気持ちよく
駆け回る日もあってぽかぽかとした
気持ちで過ごす1日も瞬間も
きっとあると思います。
家で飼う事と、どっちが幸せかと
そういう話がしたいわけではないのですが
目の前に居るご自身のペットの脱走は
これからなら絶対に防げる事なので
改めて気をつけてあげてほしいです。


そしてできるならこの記事を読んで頂きたい
迷子になってしまった子達のご家族様。



もしかしたら誰かに
可愛がられてるかもしれません。
でももしかしたら私のように何年も前の記事を
遡るような人が居るかもしれません。
諦めたら本当にそれ以上なにも進みません

それぞれの形で想いを寄せるコの
幸せを願っている事と思いますが
想いはきっと繋がると思います。
例えば自分の手元に帰ってこなかったとしても
絶対に日々想われてる想いの強いコは
どんな形でもいろんな場面で
幸せな方を選択をしながら
そのコ自身が生きていけるはずと思ってます。




もしもこの記事をこんなに長いこの記事を
最後まで読んでくれた人が居たら
本当に読んでくれてありがとうございました。




そしてこれからも
ちょっとでも引き続き迷子のコの捜索に
力を貸してください。


もう二度と守ると決めた命と
みなさんが離れませんように


みうとその家族がいつまでもいつまでも
幸せに幸せに暮らせるように
心の底から願っています。





黒猫のみうは奇跡の猫です




そして、これからも私の大好きな猫です









今日はこまるちゃんのお迎え記念日キラキラ
私と1番長く共にしてる
こまるちゃんと出会った日ですうさぎ
今は守る子がたくさん増えていますが
私の原点は絶対にこまるです。


そんなこまるのお迎え記念日を
改めて大切に思いながら
ブログを再開したいと思い
その前にこの黒猫のみうのお話と
野良猫について触れておきたいと
思って記事にしました。

今では黒猫のみうと出会ってから
固定の野良猫をさくらねこ🌸として
我が家でお世話をしています。
その記事はまた改めてまとめることにします。



キラキラ今夜はこまるお迎え記念日キラキラ
のお祝いをしようと思っています!!



長い文章を読んでくださり
本当にありがとうございます!