NHKスペシャル 山口一郎 “うつ”と生きる~サカナクション 復活への日々~
https://www.nhk.or.jp/music/programs/493711.html
山口一郎さんがうつになってからの、辛い日々の話。
「音楽に興味がなくなった。好きなものから出来なくなっていく」
という話がとにかく響きました。
なんて辛いんでしょう。
なんでも不登校に結びつけるな、と言われるかもしれませんが、不登校になったばかり、混乱中の親子はうつ症状だと、私は感じます。
(もちろん、全員がそうなるわけではないです。)
子どもは起き上がれなくなり、ぐったり。
学校に行こうとするけれど、体調が悪くなる。
休んだら治るかなと休んで、何日も続いて、行けないことに愕然として、自分を責める。
親も子どもが心配で、どうしたらいいかわからず不安に。
涙が止まらない、過呼吸、布団から起き上がれないなど、私もそんな時がありました。
今会う方には信じてもらえないかもしれませんが、何を食べても砂のように味がせず。
痩せた時もありました。
(今は親子とも元気です☺️
今の日本では「子どもが学校に行けない」という状況を親子で受け止めるには、仕方なかったのかな。今ならそう思えます。)
「子どもが不登校なんです」
と伝えると、こんなやりとりになることが。
「お子さん、ずっと家にいるんですか?
家で何してるんですか?」
👩(私)→YouTube見たりゲームしたりしてます。
「お子さんの好きなことはなんですか?
小学生の時に夢中になることなかったです?
あ、キャンプに行くとかどうですか?
好きなことがあればいいですよね」
👩→全部できないんですよ。
うつ症状のようになってるから。
好きなこともできないんですよ。
何度か伝えたけれど、理解してもらうのが難しいと感じます。
そんな方、この特集見てほしい。
山口一郎さんの起き上がれない姿、そのものでした。
「家でYouTubeばかり見てます」
と言っても、辛い時期は、映画やYouTubeの長め動画も見れず。TikTokやショート動画が精一杯。
長時間の動画に集中できないくらい、それくらいしんどいんです。
それを、見守り、孤立する保護者も、同じように何もできなくなり、ストレスで頭が動かなくなり。
本も読めない、文章もうまく書けない。
そんな中で、子どものケアをし、学校対応し、復学できるか?別の居場所がいいのか?必死なんです。
自分が食べられないのに、食事を用意する辛さ。
(不登校保護者の3割が、うつ病になるという話も聞いたことあります。)
なんて、大変だった時の記憶を思いだしました。
愚痴を言いたいわけではなく、親子の一例として、伝えたくて。
読んでいる方に、あなただけではないですよと伝えたくて。
書いてみました。
うつ症状と表現するのは、実際にかかった方に失礼かもしれませんが、うつ病の本を読み、症状を知ると、とても似ているのです。
うまくまとまらないのですが、今夜深夜に再放送されるそうなので、慌て気味に投稿します。
不登校の保護者さんは見ると辛くなるかもしれないので、支援したい方、ぜひ見てほしいです。
5月9日(木)午前0:35 ~ 午前1:24 ※水曜深夜
そして、紹介しながら、うつ病への理解が広がること、山口一郎さんが無理なさらないことを願います。