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高齢にしろ若者にしろ、ダンスの経験(習ったこと)がないと、

「自分は踊れない(=足が動かない)」のだと思い込みがちです。

 

「踊れる」=「正しいステップを〖決まり通りに〗踏める」ならば、

それは、踊れる人(先生、先輩など)から習わなければ、無理です。

 

ところがダンスパーティーに行って「踊りを楽しむ程度」なら誰でも出来ます。

さらに、高齢者の体操教室で「楽しくリズムに乗る」のなら、もっと簡単。

でも周囲から「カッコ悪~~。お猿さんみたい~」なんて言われたくないですね。

 

ここで効いてくるのが「美しい、正しい姿勢」です。

上のイラストは手近なネットに出てきた簡単なものですが、

とにかく「耳が肩先に乗っていて、猫背じゃないこと」が重要なのです。

 

そして車の両輪のように必要なのが、身体の「しなやかさ」です。

いくら美しいバービー人形のようなスタイルでも、

呼吸をしていない「固いお人形さん」では魅力がありません。

 

私が指導している①ラジオ体操グループや②男性だけの体操グループでは

「ダンパなんて行ったことない」人が殆どで、

みんな「踊れっこな~い!」と、信じ込んでいます。

 

でも、両足は床に着けたまま、重心を左右に揺らせば、

それはSwingの踊りです。

この時に「自信なげに、恥ずかしそうに虚ろな眼を床に落としている」と

突然、その動きは「踊りじゃなく」なります。

踊りというのは、本来、「嬉しくて、楽しいなど、色々な感情を表現する」手段

なので、「楽しそうに、嬉しそうに」動きましょう。

もとい!

「楽しそうに」わざと装うのではなく、

懐かしい楽しい音楽が聴こえてきて、つい「口元が緩んじゃう・・・・・」

身体の奥の方から、「動きた~い!」という衝動が湧いてきて

「自然に動いちゃう」のが本来のダンスです。