入院2日目の午後、やっとダンナが顔をだした。
開口一番
あの事故で、なんで生きてんの⁉️
はぁー⁉️
あたしが、死ねばよかったと?
いやちがう、ちがう。
そういう意味じゃなくて、
おまえさぁ、昔から運が良いのかわるいのか
どっちなの?ってとこあったじゃん。
今回なんて、まさにそれ。
生きててよかった。
不幸中の幸いだよ
先にそれ言えよ
ちょっとイラっとしながら、
あたしが不在の間、子どもたちの学校や習いごとのスケジュールをふたりで再確認する。
その間も、保険会社やら警察やら連絡があり、患者なのに、ゆっくり休めない
右手も痛み止めを飲んでるとはいえ、ジンジンして居眠りもできない。
うぅ
さすがに2晩も寝れないのはつらいから、看護師さんに、今夜は睡眠薬もらおう
スマホのメッセージアプリをふとみると、見なれない名前がかいてあるメッセージがきてた。
それは事故の加害者側の会社の人からだった。
事故初日にも、何件か着信とメッセージきてて、手術をしたのを知らなかったみたいだ。
いや
あんな車が横転して、なんともないわけないやん
とりあえず、返信。
手術を受けて、連絡できなかった旨をかき、病院の名前もおしえる。
従業員である加害者と、二人で謝罪にきたいそうだ。
今日はもう疲れてるから、明日だな
じっくりこしすえて、お話ししましょ。
こんなことになった理由、ねちねち聞いてやる