なぜ日本人はマネーリテラシーが低いのか?
日本人はお金に疎く、特に 今の60代 や 70代の世代は、 お金に対するリテラシーが低いです。
この理由は、かつては 終身雇用が一般的で、真面目に会社で働いてさえいれば、他のことを考えなくても不自由なく暮らしていけたということがあるかと思います。 法律や 金融、 税金のことを知らなくても、 かつては問題なかったです。
しかし、2023年現在では、状況が全く変わっています。 会社に勤めていても思うように 賃金は上がらず、 退職金も減少してしまいます。また、現役世代の年金保険料が増える反面で、年金の受給は減り続ける一方です。
つまり、 これまでのように真面目に会社に勤めているだけでは、 一生安泰 というわけではなくなっています。
しかも、現役世代のうちに高額な住宅ローンを組んでしまったり、高額な生命保険を契約していたり、教育費が過大な負担になっている場合、さらに 危険性は増します。
40代以下の世代が50代以上の消費スタイルを真似すると
実際、今の40代以下の世代が、50代以上の消費スタイルを真似すると、けっこうな割合で、将来破綻する人が出てくるのではないかと、個人的には思っています。
このため、 自己責任で投資をして、税金を学んで節税に励むといったことが求められています。 このような背景から、お金の勉強の必要性が以前にも増して叫ばれているのだと思います。
我が家でのお金の教育
私は現在40代ですが、子どもたちには、小学生のうちからお金の勉強をさせたいと思っています。
といっても、いきなり投資をやるわけではなく、まずは「お金の管理」と「節約することの大切さ」から教えたいと思います。
お金の管理とは?
お金の管理とは言うまでもなく、 自分のお金の入出金を記録することで、 家計簿をつけることです。
自分の収支を把握することは 基本中の基本だと感じています。しかし、 簡単にできるかと言うとそうでもないです。 実際、 自分も家計簿をつけ始めて10年くらいになりますが、 最初のうちは 記録し始めては挫折してという繰り返しでした。何度か 挫折を繰り返した後に 継続的につけることができるようになりました。
今は家計簿をつけて すでに丸2年が経過しています。
「節約の大切さ」
もう1つ教えたいことは、節約することです。日本では収入が増えにくいわりに、支出が増えがちだという傾向があります 。
この背景には様々なサービスが充実していて、その気になれば どんどん グレードの高いサービスを選ぶことができるからです。
例えば、家づくりなど 顕著な例ですが、高性能なものを求めれば、家のコストはすぐに5000万円以上になってしまいます。 サラリーマンの生涯年収を考えると、 過大であるのは明らかです。
日頃から節約意識が徹底していないと、マイホーム購入や生命保険の契約、教育費の支出といった大きな支出が求められる場面で過大な出費を選択してしまう可能性は高いです。
だからこそ、 日頃から支出に無駄がないかチェックする癖をつける必要は大きいと思っています。 このペットボトルのジュースを飲みたいけれど、 今日は我慢しようという小さな節約の努力が、大きな節約につながると思います。
まとめ
小学生から始めるお金の勉強として、我が家では「お金の管理」と「節約」をまず教えたいと思っています。