本書が出されたきっかけは、筆者が絵本『えんとつ町のプペル』を無料公開した際に、
「クリエイターにお金が入らなくなる」という批判が相次いだことである。
筆者はこのような批判が起きたのは、広告業界が古い考え方に凝り固まっているがゆえだと
考え、広告に対する考え方をアップデートしたいという思いから本書を書いた。
筆者によると、現代の特徴は、あらゆるものがオンライン化され、全てのクリエイターが同じ土俵で
勝負しなければならないという点にあり、このような時代では、いかにして「信用」を得ていくかが大切だと
主張する。このメッセージが本書の本質であり、本書はすべての表現者に向けた広告戦略の必読書といえる。
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