本書でポイントになるキーワードが錯覚資産という言葉です。
錯覚資産とは、自分の得になるような他人の勘違いと、本書では定義されています。
本書によると、人生を決めているのは運や実力ではなく、勘違いを生み出す力つまり錯覚資産とされています。

いかに他人に勘違いさせるかによって人生は決まると言っても過言ではないのです。
なぜなら、錯覚資産が人の成長のサイクルのポイントとなっているからです。

これは、どういうことかというと、実力のある人が成果を出して周囲にアピールすることで、
周囲から認められという錯覚が形成され、良い環境に移ることができます、するとさらに良い成果を出して
錯覚資産が一層積み上げられるのです。つまり、「環境→成果→錯覚資産→環境→ 〜」 という好循環が生じる
ということです。

 



錯覚資産を積み上げることで、次の良い環境へつながるということで
サイクルの要ということです。なかなか実力だけでは成果につながらない
というときは、他人の自分に対する見方を考え、錯覚資産の積み上げ
という視点を持つべきかもしれません。