らんまん、そろそろ終わりでしょうか。
私、録画で2ヶ月おくれで見ているので、まだ
お楽しみ中です。しかし牧野富太郎先生、ドラマで驚きだらけでした。
まずオープニング曲の映像でおどろきました。
筆でかいているとはっ!
面相筆で描いているなんて!
そうか、富太郎が生まれた頃はまだ江戸、鉛筆
なんてなかったのか。
なんとなく大正~昭和の方かと思っていました。
そして石版印刷(リトグラフ)で刷っていた
こと。なんで銅版じゃなかったんだろう???
銅版なら版画がのこる、たくさん刷るのには
向いているでしょうに。
ネットでみてみたら、途中までは銅版だった
ともありました。銅版もグレーが刷れないわけ
じゃないけど(メゾチント)、銅版の製版に
一手間かかるし、
描いたままに刷れるのは石版、いかに富太郎が
線より陰影を大事にしていたかがわかりました。
7歳で牧野富太郎という人を知った私は
8歳の誕生日プレゼントに植物図鑑をお願い
しました。私の名前と「8才の誕生日を記念
して」と母の字で書かれた図鑑全3冊は、
知らない学者さんのものでした。
当然、牧野富太郎のものがくると思っていた
私は(植物学者なんて、牧野先生しか
しらなかった)密かに、でもすごくがっかりして
その気持ちのまま、いまだに手元にあります。
当時は裏山のスミレの名前を調べて、
それで終わったかもしれない。
タチツボスミレ。
手元に3巻もの図鑑があるのだから、新しく
牧野図鑑を買おうと思ったこともないし、今と
なっては知りたい花の名前はネットですぐわかる。
そんなこんなで、いまだ牧野図鑑をみたことも
ない私です。でも花と美術に人生の彩りの多くのをもらっています
シェルとの写真の花はたいてい、庭の花たちです。