私、勉強不足でわからないものが多いです。
その一つ、書道。
わからないものは,とりあえずみてみる。
何がわからないかわかるかもしれないし、
好みができるかもしれない。
だから書道博物館に行こう、と思い立ち、
それでも行くかどうか迷いに迷いに、でも
中村不折のコレクション、ということで行きました。
(場所は前回ご紹介した、朝倉彫塑館と日暮里駅を挟んで反対側です)
中村不折のことを多く知ってるわけではありません。
ーー夏目漱石と親交があり、絵を教えた人。
ーー吾輩は猫であるの挿絵を描いた人.
ーー「美術年鑑」のタイトルを書いた人.
これくらい。
今回知ったのは、中村不折が書道家としてデビュー
したのは「竜眠帖」というもので、
博物館内の注意書きはすべて、それを模したらしい
文字で書かれていました(違ってたらごめんなさい)
その、字がカワイイ。
そして
「触れてもご利益はありませんので触らない
で」「駅前で美味しいカフェたくさんある
のでここでは飲食禁止」
「防犯カメラ、こっそり作動中です」
「たいしてインスタ映えしないので撮影禁止」
(↑この写真は写真okなところで撮影)
内容にユーモアがある。
いっきにこの注意書きのファンになってしまい
ました。受付のにこやかなおばさまに聞いたら,
教えてくれそうでしたが、シャイが顔を出して聞けず💦
ちなみに今回の展示は、「王羲之と蘭亭序」展。
東博とのコラボ企画です。
だからか、いきなり国宝の書などもありました。
(でも王羲之の字は現存してないそうです。)
私は「高野切れ 第一種」「継色紙」などの
掛け軸の表装の美しさにうっとり。
個人蔵のものもありましたので、この機会にどうぞ。
書道博物館をでると、小径をはさんでそこは
子規庵!
でもコロナ禍の中,閉めていました、残念。
(コロナに子規庵が弱いのはイメージ、あります)
(まわりがファッションホテル街というんですか?で
年甲斐もなくドキドキしたワタクシでした)。
※「高野切れ 第一種」三井記念美術館蔵
※「継色紙」(つぎしきし、重要美術品)個人蔵