お茶の世界感が好きです。
(日本文化って事なんでしょうけど,残念ながら
お茶を代表する日本文化と、現代の日本文化って、
完全に乖離しているとしか思えない。。。っって
ほど、目新しいことが多いです)
前に座ったなり、ホワッっとつぶやいてしまった
床の間がありました。
「円相」の軸が、満月に見立てられていました。
ススキ野原で名月を見上げている錯覚をしました。
お茶の世界では、新茶がでる11月が新年の扱い、
今は名残の月。ということで、
花は残花、返り咲きの花、ドライフラワーを組み
合せてたりするようで
先生は返り咲きの紫陽花を生けてらした
(紫陽花、宗旦木槿、水引)
後日、道を歩いていて、その紫陽花とまったく
同じ状態の紫陽花をみつけました。
実は季節はずれの紫陽花ほど、美しくないもの
はない。と思っていました。
ここに味わいを感じる美意識があることに
驚きました。
私ならどう侘びを生けられるかしら。。。
組み合せる花は、どれだろう。。?
まわりをみわたします。
お茶を始めてから、庭や野をさらに愛しく
眺められるようになりました。お点前のほうは
全然上達しなくて情けなく、申し訳ないのですが、茶道の中の新しい発見が楽しくてなりません。