お疲れ様です、こまみつママです。
やっと抜け殻になった身体に魂が戻ってきた感じです。
テキストやプリント類を少しずつ片付けながら中学受験の事を色々思い返していますが
そーいや1月入試の事書いてなかった。
と、ふと思いまして。
2月が激動すぎて、「後でまとめてブログに書こう」と思ってたのに後回しになってしまいましたが、1月も我が家にとっては大切な経験になったので記録しておこうと思います。
1月入試で特筆すべきは……
夫の成長です。(我が家の場合)
息子の1月入試は午前:栄東と午後:埼玉栄で
2月の午前午後入試の練習も兼ねておりました。
「入試の日も朝勉をやってから行きたい」という息子の希望で、私と息子は大宮に前泊することに。
万が一私が体調不良などで付き添えなくなった時のために備えて夫にも休みを取ってもらっていましたが
夫的には「とりあえず自宅待機」で特にやる事ない日。終わったら新横浜くらいまで迎えに行こうか?って感じでした。
直前までは。
埼玉入試直前。
荷造りを始めたオカンは悩んでいた。
1月10日栄東と埼玉栄で受験会場が埼玉栄中学。
午前午後同じ会場で、午前の入試が終わっても受験生は保護者に会えません。
なので朝、子どもを会場に送り出す時に昼食を持たせなければならないのです。
前泊する予定の我が家は当日お弁当を作ってあげられないので
コンビニで調達するしかないと思っていたのですが……
実は息子、コンビニのおにぎりが苦手。
なので、腹持ちが心配だけどパンを持たせようと思っていたんですけど
入試が近づくにつれてだんだん私のなかで不安が大きくなり……。
皆お弁当食べてるのに息子だけコンビニパンとかどうなんやろう…
大事な入試の日せめてお昼くらい息子の好きなもの食べて元気に午後も試験受けてほしいのに、たいして好きでもないパンとか…
ペットボトルのお茶もそんなに好きじゃないけどやっぱり衛生面考えたら当日コンビニでお茶も買った方がいいよな…
なんて、今思えば「コンビニのパンでも全然いいやん!」て思うようなことをぐるぐる考えてしまって。
そんな時目の前で呑気にスマホ触ってる夫。
あら?
ちょうどいいのおるやん。
あのさぁ。埼玉の入試の時、朝おにぎり作って大宮まで届けてくれへん?
「……はあ???」
だって息子コンビニのおにぎりもパンもあんまり好きじゃないやん。どうしてもってなったらコンビニも食べるやろうけど、初めての入試やしなるべく好きなものお昼に持たせてあげたいやん。
「……え…無理やって。オレ弁当作った事もないしおにぎり握った事もないで」
お弁当にせんでもおにぎりだけでいいねん!
どーせ1日家にいるんやろ?
「いや無理やって。あ、炊飯器持っていってホテルで米炊いたら?」
それガチで言ってるんやったらしばくで?
ここで最終兵器息子を投入。
なぁ?息子もうちのおにぎりがいいよなぁ?
「うん!」
「えぇ…もーわかったよ。やってみるよ…」
「やったぁ!唐揚げも入れてね!」
「かっ唐揚げ?!」
「水筒も持ってきて!家のお茶がいい!」
「どうしよう…やる事いっぱいや…」
こうして夫、人生初の弁当(おにぎり&冷凍唐揚げ)を
息子の初めての入試当日に作ることになりました。笑
毎朝毎朝私が弁当作ってるありがたみを知るがいいわ!
「明日おにぎりでいいし」って散々言ってきたおにぎりがどれだけめんどくさいか知るがいい!!(結婚15年目の復讐)
でも私優しいから100均でおにぎりの型買ってあげました。
ここにご飯入れてギュッて押したら綺麗な三角おにぎりできるからって。
それでも1回練習してたけどね、夫。
そして私も心配症だから万が一当日夫が寝坊とか事故とかで朝大宮まで来られなかった時のことを考えて
腹持ち良さそうなランチパック(メンチカツ)を念の為買ったりしてました。
結果。
夫、無事お弁当&水筒もって入試当日の朝大宮まで届けてくれました!
朝4:30に起きたらしい。私以上の心配症。
息子まだ寝てるのにホテルのパーキングに夫到着。めちゃはえぇ。
でも息子もなんだかんだ言って朝夫の顔見れて嬉しそうだったし
私も丸1日息子の試験待っている間夫もいてくれた方が時間つぶせてよかったです。
学校までの送り迎えは私1人で行ったけど、大宮から車で横浜まで帰れたのもよかった。めっちゃ疲れてたし。
「オレは勉強も教えられへんし、送り迎えしかしてないから」っていつも夫は言いますが
その送り迎えなしでは通塾(特に6年からの日特)も成り立たなかったし
私がキャパオーバーでブチ切れたことがきっかけだったとしても今は週末1日はお昼ご飯作ってくれるようになったし
私がピリピリしててとても頼み事できる状態じゃなかったから自分でYouTube見て取れたシャツのボタン付けてみようとトライするようになったし
その上まさか息子のためにおにぎりまで作ってくれるようになるとは!!
他の人からしたら「……いや、当たり前じゃない?」って事かもしれませんが
夫の実家は絵に描いたような昭和の家で義母が身の回りの事はなんでもやってあげる人で(それが女性の仕事と思っている)
私も自分は正社員ではないという負い目があったのか、基本的に家のことは全部やってしまっていて
それが中学受験に踏み込んでから余裕がなくなって爆発したんですけど(迷惑)
本当にこの中学受験を通して夫も色々やってくれるようになったなぁと改めて思いました。
夫のお弁当が効いたのか、埼玉入試は無事合格をいただきました。
しかし通学するのは現実的ではないし
塾から言われた学校をそのまま受けて、入試当日初めて見た学校だったので結果を聞いた時の息子の反応はとっても薄かったです。(苦笑)
毎年議論になる「前受校」。
進学意志がない学校を受験するかしないか。
私もその立場になるまでは「まぁ、塾がそう言うし、先輩たちも受けた方がいいって言うし」って感じで何も考えてなったです。
たぶん息子もそうだったと思う。
でも今全て終わって振り返ったとき
息子も私も「やっぱり1月前受けしておいてよかった」と思いました。
息子の意見は「自分の弱点が改めてわかるし、会場の緊張感は模試とはちがった。そして合格するとやっぱり嬉しい」だそうです。
私は、とにかく受験生の多さを改めて実感したことが大きかったです。
朝は会場に入る時間皆バラバラですが
終わりは一斉に出てくるじゃないですか。
もうね、横を見たら出迎えの保護者の数がハンパないんですよ。
ズラ〜〜〜〜〜〜〜って何重にもなって並んでる光景を見た時
うわ、こんなに受験生いるんや…!!って。
この中で戦ってる息子、スゴイ!!!って、心底思えるようになった体験でした。
なので、2025年の皆さん。
「前受なんて本当にいる?どうせ通わないし」と思っている方がもしいらっしゃれば
「可能なら受験した方がいいと思います」とお答えします。