数回食事して別に悪くはなかったけど何となくフェイドアウト・・・ってな終わり方、ありますよね?一時期、私はそんなパターンばっかりでした。

中にはわりとイイ感じになってたひと、逆に1回きりのデートだったひともいます。

私は、「縁のある人とは自然に続く」 と信じているので、

「切れていく人とはどうあがいたって切れる」 とも思っています。

そして、切れていく縁=私には必要のないもの、だと考えてるので、一度切れたものに関してはあまり執着しません・・・というより、正直忘れます。


でも、男の人はそうじゃないみたいですね。

別れた彼女のことをいつまでも自分のモノだと思ってるフシがある。いつまでもひきずってしまう。

自分からふった場合でもそう。勝手に美しい思い出にしちゃったりする。

(もちろん人によりますよ!)

で、ずうっと連絡などして来なかったのに文字通り突然電話してきたりします。


「久しぶり~ 俺、誰だかわかる?」


・・・わかりません。

これは無いな、と思った時点で即アドレス&電話番号など削除しちゃってますから、携帯画面に表示されてる番号など見覚えも何もあったもんじゃない。 つい反射的に出ちゃってますが。

「振り込め詐欺か?」と一瞬疑いつつも、アタマはフル回転。誰だっけ誰だっけ誰だっけ?こんな声のヒト居たっけ??  

一応の思いやり(?)と礼儀から「誰?」とは聞かず、浮かんだ候補者の名前も出さず(昔、別人の名前で呼びかけた経験アリ)、とりあえずテキトーに話を合わせてみます。


私:「あ~お久しぶり~」 

(誰だ?3ヶ月前に食事したY氏?半年前のMは連絡してくるわけないし、あぁそう言えばSさんっていうのも居た。音信不通だった友人のAにも似てるような・・・)

男:「ほんとすごく久しぶりだよね。元気にしてた?」

私:「うん、元気。どうしたの、急に?」 (ちょっと探ってみよ)

男:「いやぁ、○○線(私が使う地下鉄)乗ったら思い出しちゃって。久しぶりに食事でもどうかと」

私:「そっかぁ」 (そんなんじゃまだわからん。誰よ?)


私:「どのくらいぶりかな?」 (さらに探る)

男:「1年くらいじゃないかなぁ?ごめんね、ご無沙汰してて」

(1年?・・・ってことはわかった!! ITエンジニアかなんかのTさんだ。1回だけ食事したぞ。Tさんなら、特にイヤな思いもなかったしな~)

私:「ゴハンくらいならいつでも付き合いますよ」 (・・・と、とりあえずは言っておく)

男:「あんまり良いところ連れて行ってないから、美味しいもの食べようか」

私:「?!」 

(えっ?Tさんには老舗寿司屋で旬のモノばっかりたらふくご馳走してもらったぞ?

こやつ、Tさんじゃないの???)


誰やねん!・・・と言いたいのをこらえ、さらに探り探りの会話を続けます。


※なんだか長くなってきたので、後編へ!