何のために生きるのか
わたしは動物でも人間でも
「口から食べられなくなったら死ぬ運命」
と思っています。
なので祖母達を看取ると決めた時も
胃ろうなどの延命治療はしませんでした。
「しっぽの声」
というマンガをご存知でしょうか?
色んな立場の視点から、
『殺処分ゼロ】について、
犬猫について描かれています。
小学校3年生の時に獣医になりたい!と
思ったのは、近所のノラネコがきっかけだった。
色んな保護団体に寄付や所属をして
(ネコのみならずWWFまで)
動物の生命を救いたかった。
高校に入ってからは、
夏と冬の長期休みは動物病院で過ごした。
でも、現場にいればいるほど大きくなる違和感もあった。
11歳から25年間
延べ9匹のネコと2匹の犬と暮らしてきて、
保護の難しさが余計に身に染みるこの頃。
このマンガにも出ていたけど
【多頭崩壊】
これだけは、絶対にしてはいけないと思ってる。
今、わが家に一番最近お迎えした一歳頃のネコは、
多頭飼育崩壊の家から保護された子。
「多頭飼育崩壊」って聞くと
一見すると
「動物が好きがけど、飼い切れなくなったのね」
って思うんだけど
立派な虐待です。
食事もトイレの世話もできないのに
無責任に増やした結果です。
少し前にも、コロナで出かけないからと
運動不足解消のために犬を飼っては
面倒になって捨てるという記事もありましたね。
(探せばいくらでも出てきます)
ペットとして生まれたからには
家族に愛されて生きる
そういう資格があると思います。
ノラネコとして生まれてきても
やはり生きる権利はあると思います。
ただ、人間の都合に振り回されるだけ。
そして、そんなネコ達によって
人生を狂わされた人を知っています。
『殺処分ゼロ!』
『野良猫保護』
素晴らしいと思います。
でも、自分の身の丈に合わない活動は
やめた方がいいと思う。
それが、わたしがどんなに可愛くても
これ以上猫を増やさない理由です。
可愛いだけではすまないの。
子猫を拾った、引き取ったのなら
20年は生きると思っていないと。
その間、日々のご飯代は?
風邪ひいたら病院代?
毎年のワクチン、ノミダニの薬、おもちゃ、トイレグッズ。。。
人間の子供がいるのと大差ないんですよ。
なんなら保険があまり無いから
医療費は人間より高いです。
子供が10人いたら「ビックダディ」とか
テレビに取り上げられますよね?
猫だって同じことなんですよ。
ただ、みんな甘く見ているだけ。
わが家は、定員が決まっていて
それを超えては飼わない約束です。
そこを超えたら、金銭的にに厳しくなって
多頭飼育崩壊になるのがわかってるから。
ネコは、散歩もいらないし
犬ほど手もお金もかからないから、と
安易に増やしてはダメ。
つい、子猫の可愛さに負けて
引き取りそうな自分への戒めも込めて。