生きるかどうかは自分で決める
胃ろうしても生きたいですか?
わたしはNOです。
延命措置は一切されたくありません。
2017年6月。
大好きな祖母に胃ろうする事を勧められました。
施設で転倒して頭を打って病院に運ばれ、
一時退院したものの、ご飯を食べられなくなり
そのまま入院になったのです。
わたしは彼女を「ひまちゃん」と呼んでいて
認知症が出始めてから7年目になっていました。
嚥下機能に問題がなくても
認知症で飲み込めなくなる。
そういうこともあるそうです。
あなたは、両親、祖父母が
ご飯を食べられなくなったらどうしますか?
わたしは、
自然に任せて死ねばいい
そう思っています。
だって、それが自然の摂理ですよね
病院では胃ろうを断ったら
「本当にいいんですか?!」
「食べられないから死んでしまいますよ!」
と、何度も言われたんだけど
わたしはずっとお断りし続けました。
そんな折にちょうどひまちゃんの意思が
はっきり聞ける日に先生が立ち会ってくださって
本人の口からはっきりと
「胃ろうはしない」
と伝えてようやく納得してもらいました。
病院、先生によっても
考え方は当然違うんだよね
そして退院してからは、
今までいたグループホームには戻れない。
入院できる病院も見つからない。
なのでひまちゃん宅にわたしが住み込んで
2人で暮らしていました。
埼玉県だけどヘルパーさんが足りず、
週二回しか来てもらえなかったです。
帰宅後すぐはすごく元気になって
そのまま回復するんだと思うくらい
今まで何も食べなかったなんてウソみたいに
なんでも良く食べてくれました。
それでもやはり半年はもちませんでしけどね。
家族を殺すと言われた選択だけど
ひまちゃんはとても安らかな顔をして
自慢の庭を眺めてから旅立ちました。
確かに胃ろうよりは寿命は短かったけど
人間として、最後まで生きたと思います。
今日はそんなひまちゃんの一周忌。
自宅のお仏壇からおじいちゃんと
2人分のお位牌と写真を持って
お寺さんに行きたいと思います。