クリムト@ル・シネマ


「一目ぼれなら一瞬しかもたないわ」


「明日へのチケット」が立ち見だったので急遽こちらに変更。

20世紀初頭のオーストリア・ウィーンとパリを舞台に死の床のクリムトの過去が夢のように甦ってくる。
短気で気まぐれ、女好き、子だくさんで病気持ち、自分より他者への興味が勝るクリムト視点。なので芸術家の夢・妄想につき合わされてる感が否めず・・・モデルとなった美女たち(ミディ、レア、ミッツイ)とのエピソードもなんとなく中途半端だし、妄想?の書記官もなんだったんだろう?


テーマパークでコーヒーカップに乗っているようなカメラワークに酔ってしまいそうでした。
折角シーレをだしてるのだからストーリーテラーにしてもっと客観的な方がよかった(というと普通過ぎるかなあ?)。シーレの作品も全然でなかったのも残念。美女のヌードよりクリムトの絵画や制作の苦悩などをもっと観たかったです。うーんあんま苦悩してなかったのか!?


ナイトガウン代わりにやたら着物を着てたのはパリ万博で浮世絵・日本大ブレイクだったからなのねー

http://www.klimt-movie.com/  クリムト
解説: 19世紀末のオーストリアに実在した天才画家クリムトの、時代を先取りした作品と彼の人生を描いたファンタジー。死の床にある男が自分の人生のハイライトを回想する。クリムトを迫真の演技でみせるのは、『リバティーン』のジョン・マルコヴィッチ。その愛弟子役には『イーオン・フラックス』のニコライ・キンスキーがふんしている。実際クリムトがデザインした衣装を再現したドレスや、世紀末の香り漂う豪華な内装に魅せられる。
ストーリー:1918年、グスタフ・クリムト(ジョン・マルコヴィッチ)は脳卒中で倒れ、病院に運ばれる。稀代の画家を見舞うのは弟子のエゴン・シーレ(ニコライ・キンスキー)だけ。混濁(こんだく)した意識の中、彼は自らの人生を回想していた。1900年、保守的なウィーンでクリムトの描く裸婦はスキャンダルとなったが、パリでは絶賛され……。 (シネマトゥデイ)
製作年度 2006年
製作国・地域 オーストリア/フランス/ドイツ/イギリス
上映時間 97分
監督 ラウル・ルイス
脚本 ラウル・ルイス
音楽 ホルヘ・アリアガータ
出演 ジョン・マルコヴィッチ 、ヴェロニカ・フェレ 、サフロン・バロウズ 、スティーヴン・ディレイン 、ニコライ・キンスキー 、サンドラ・チェッカレッリ 、ポール・ヒルトン 、エルンスト・ストッツナー 、アグライア・シスコヴィッチ