義理の父は膵臓癌で2012年12月23日に永眠されました。
82歳だったかな・・・。
うちは玄関が別々の二世帯住宅です。
お互い、行き来は頻繁にしていて義理の両親ととても良い関係でした。
ある日、義父がぬいぐるみの犬を買ってきて可愛がっていました。
「本物を飼いたいけど自分の命と犬の命を比べたら自信がないんだよね。」って。
「だったら私が飼うよ」とシーズ-のパピ-をお迎えしました。
喜んでくれて、可愛がって高島屋で犬のおもちゃを買ってくるくらい(笑)。
その後、2011年に長男が誕生し、と~っても喜んでくれて家族みんな幸せでした。
というのも、初の内孫という事と誕生した長男は一族の末裔だから。
また、主人と私は16歳も歳が離れているため結婚時は主人51歳&私35歳。
義理の両親、夫は結婚しないと思っていたようです。
内孫もほぼ諦めモ-ドだったと言っていました。
と言う事で、私からしたら祖父母のような感じで居心地抜群。
距離感も絶妙に良かったです。
義父「もし息子とこまきさんが離婚したらパパさんはこまきさんに着いていくからね~。」
義母「私も。」
なんて、言っていたくらい。
私が銀行のATMで10万円出金して置き忘れてしまった事がありました。
10分ほどして気づき、取りに戻った時にはすでに無くなっていました。
義母は「お金だけで済んで良かったじゃない」と。
義父は「あらら・・・」と言って10万円が入った封筒をくれました。
気持ちが余裕です( ´∀` )。
2012年夏頃に義父が「胃の調子が悪いから食欲がなくて・・・野菜スープ作ってくれる?」って言ってきたの。
調子が悪い???
よくよく聞いたら最近食欲がなく、食べたいけど何だか胃がおかしくて毎日のように近所のかかりつけ医院で点滴をしてもらっていたそう。
医者は、夏バテだと言っていたみたいです。
日本画と太極拳の習い事も休みがちみたいでした。
朝、なかなか起きられない様子でした。
私は(もう歳だからな~)なんて思ってた。
1週間後くらいに「体調が悪すぎで耐えられないから大きな病院に行きたい。一緒に来て欲しい。」
と言われて、付き添いました。
長男はベビ-シッタ-さんに預けて。
タクシ-で高速を使って30分位の病院に向かう途中もグタっとしていて、すごく体調が悪い様子でした。
到着しても歩けなくて車椅子で移動でした。
診察待ちも難しい程の状態だったので、看護師さんが連れて行きました。
待っていると、看護師さんから「即入院になりました」と言われて義父はそのまま帰って来ませんでした。
多分、色々検査していたのだと思います。
看護師さんが私に「息子さんに来てもらえるように連絡取れますか?」と。
その場で連絡をし、明日と言う事になり私は1人で帰宅。
翌日、主人が「膵臓癌ステ-ジⅣ」で末期、今年持つかどうかという説明を受けたそうです。
本人にも告知する事になり、1週間後くらいに主治医と主人(長男)と妹さん(長女)とで話したそうです。
義父は、まもなく日帰りで帰宅して、最小限の整理をして再度病院に戻って行きました。
もう一回戻って来た時には妹さん(長女)が出来る限りの手料理をふるまっていましたが、ほんの少ししか食べられなかったみたいです。
12月に入り、ほとんど口から食べられなくなりました。
ずっと点滴。
ほぼ寝たきり。
長男がスプ-ンでおかゆを1粒口元に持っていくと、口を開けて食べてくれて小さな声で「おいしいよ、○○(長男の名前)君」と。
その後、夫の希望で延命(妹の長女は反対)。
最後の1週間ほど、挿管して命がかすかに灯っていました。
最後は骨と皮だけで誰かわからないくらいガリガリでした。
不幸中の幸いだったのは、ガンも歳をとっているので痛みもなく悪さはしなかったとの事でした。
最後のほう、健康診断をサボっていたと言っていました。
奥様である義母は少し認知症があったので「あら、パパ死んじゃったの?あらぁ。」って。
今年の5月7日92歳で永眠。