カプコンがアンロック商法を正当化したつもりに。 | 滅多斬り!ゲーム徒然【語る狛犬】

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国内外を問わず良作を追い求める社会人ゲーマーの視点から繰り広げる、主張の偏ったゲーム批評。

バンナムに続きカプコンまで…

人気格闘ゲーム『ストリートファイター × 鉄拳』、通称ストクロの据え置き版において、12人もの追加キャラクターがあらかじめゲームディスク内に収められており、
順次追加でお金を支払ったユーザーだけが、もともとディスクに入っているそれらのキャラクターで遊べる権利を手にするという、いわゆるアンロック商法でリリースされることが明らかになった。

アンロックが仕込まれていることは最新ナイショにしていたカプコンだが、海外のゲームサイトにすっぱ抜かれて仕方なくそれを認め
(DLCをダウンロードするとき、異常にデータが軽いので誰でも気づくことだが)、
この騒ぎを受けて慌てた日本のカプコン公式ブログでは、アホ丸出しの言い訳が展開された。

以下転載。

“なお、この12キャラクターのデータはすでにPS3/Xbox 360版ストクロのディスクに収録されています。
これは膨大な追加データによるHDDのスペースの確保と
長時間のダウンロードを避けるため予め準備する必要があったためです。”

ということだ。
なんだこりゃ?

そもそも、個人の所有するHDDの容量確保など文字通り個人的な問題であり、メーカーに期待などされてはいない。
どこに恩を着せられる筋合いがあるんだろうね?

ダウンロードのトラフィックに関する言い訳もバカバカしい。
ならば、今後カプコンは容量の大きなDLCを一切用意しないということだろうか。それは馬鹿げている。
トラフィックに配慮し、先に作ってロックかけなければならんとか、DLCキャラクターを買ってないユーザーの画面にもスムーズにキャラクターを表示する必要があるからとかなら、そもそも格闘ゲームにDLCは向いてないってことになるやね。

そもそもの話、この言い訳を書いた頭の悪いディレクターが、プレイヤーへの不利益にほかならない『ロックをかけること』自体の正当性について言及を避けたまま、
ユーザーのHDD容量、トラフィック、そしてゲームをハックした連中への批判にすり替えていることが、
かえって不自然さを引き立てていることに気づいていないというのが可笑しいんよね。
馬鹿だろこの人。


つか、12キャラクターともなると…
熱心なユーザーは最初から入っているキャラクターで遊ぶために、12体でいくら支払わされる羽目になるんだろうね。

rakugaki:01



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