早いもので、2010年も半分終わろうとしていますな。
今年は各社から面白いハード関連の話題が提供される中、ソフトのほうはメガヒット作品が少ないと言われている状況。
ただ、メガヒットでなくても良作そのものはコンスタントに発売されており、結局この半年も俺は退屈することがなくて何よりだった。
そろそろこの半年を振り返る記事でも…と勘案していた矢先、FARFAさんの「ゲーム特盛・映画サラダ・小説一丁やっと…ブログ」において、各ゲームブログが2010年前半のお勧め作品を紹介する連動企画が提唱されたため、当ブログも乗っからせていただくことにした。
元記事のリンクはこちら。
http://ameblo.jp/sign-impact/entry-10572918647.html
それでは、早速行っとこうか!
各評価項目ごとに今年の一番を決める【狛犬アワード】は年末か年始にやるので、今日は思いついた順に4つほど列記。どれが一番ということは無い。
X360【マスエフェクト】
プラチナコレクションが晴れて発売された、非常に意欲的なスペースオペラRPG。
宇宙を股にかけた、オープンワールド調のヒーロー物語だ。
主人公の言動をある程度コントロールできるのにフルボイスというロールプレイング性、銃だけではなく超能力や特殊技術を駆使するスピーディな戦闘、自由に銀河系を飛び回り探索を行えるシステムなどが一風変わっていて面白い。
戦闘はシュータースタイルだが、コマンド選択中は時間の経過が止まってくれること、さらに時間を止めている間にも照準操作が可能という親切設計によりシューターがどれだけ苦手なプレイヤーでも気持ちよく立ち回れるのが俺の一押しポイントだ!
PS3【龍が如く4 伝説を継ぐもの】
人気の箱庭アクションアドベンチャー。定番すぎるんだが、敢えてここでもお勧めしたい。
コンスタントに発売される同シリーズだが、「3」で感じた物足りなさを払拭する出来栄え。
シリーズものは回数を経るごとに極度のマンネリに陥って売り上げを落として行ったり、小手先の進化で新規ファンから遠ざかっていくものが多い中、この作品は「見参!」「3」で蓄積したノウハウを活かし、全方面でゆっくりと確実に面白さを進化させている。
作品のキモとなるメインストーリーはより面白くなり、サブストーリーや数多のアクティビティはそれぞれレベルが高く、手抜き感は全くしない。
これに加え、PS3初心者の友人達に勧めた結果も非常に良かったことから、今回取り上げた次第だ。
PSP【メタルギアソリッド ピースウォーカー】
コジマ監督はやっぱり只者ではないと確信するに至った作品。
レベルは高かったがムービー量の問題でうまく楽しめなかったMGS4で一旦見切りを考えたシリーズだったが、何故PSPなのかと気になって購入。
そしてその答えは作品から存分に感じ取れた。
ポータブルマシンの操作性に合わせたディベロップ、ほどよいボリュームのストーリー、深耕可能な世界観、とてつもなく手軽でしかも面白いCO-OPS、ゲーム然とした各種システムをうまく取り込んだ完成度の高さ。
ストレートに、文句なしに面白いゲームってこういうものだと思う。
今後この作品の開発経験を活かした、新たな据え置き機あるいは3DSのコジマ作品に期待のおける未来性も非常に強く感じる。
PS3/X360【バイオショックシリーズ】
1はBest版で発売中。
ファーストパーソン・シューターとしては多少の処理落ちや照準精度の大まかさがあり、決して緻密なゲーム性を持つ作品ではないが、このゲームの真価はそんな部分では語れない。
バイオショックはアクションシューティングの操作を持つドラマだ。類まれなセンスで描く狂気の楽園「ラプチャー」の持つ幻想的な世界観、それを支えるストーリーと造形の妙は他に例を見ない優れたもの。
1でその世界観と水の描写に驚き、単なる敵キャラに留まらないビッグダディの存在感に興奮。
そして2ではビッグダディとリトル・シスターの絆の物語に感動し、より戦略性の高まったバトルに再び興奮できる。
是非セットで遊んでみて欲しい作品。ひとまず安価な1を手にとっていただきたく。
とまあこんな感じであります!
諸兄の御眼鏡に叶う作品があれば幸い。後半もこのくらい充実するといいなあ。