10月19日に入院して、下剤を飲み始め翌日の手術の準備をしました。
手術の怖さよりも「やっと悪いところを取ってもらえる」という思いがあったからか、よく眠れました。
当日は、6:00頃に浣腸を行い手術に備えました。
家族(コロナの影響で1名のみしか待機できません)も到着して少ししたところで手術室から呼ばれました。
エレベーターで降りるとすぐに手術室です。
妻に何かあった場合のお願いをし、手術室のエリア中へ。
車椅子ではなくストレッチャーで手術室まで移動しました。
着いてすぐ、背中に硬膜外麻酔の管(術後の痛み管理に必須)を入れ、いよいよ全身麻酔です。
すぐに麻酔がかかり、起きた時は手術が終わったあとでした。
先生が、「お腹開けた」と言っていた記憶があるのですが、まだまだボーッとしていてあまり理解できていませんでした。
病棟に戻ると妻がいて、「長くかかった。明らかな腫瘍は無かったが、再発の可能性を出来る限り低くするため開腹してリンパ節も切り取ったらしい」と説明されました。
予定では13:00には帰ってくるはずだったのですが、この時すでに16:00頃でした。
心配したそうですが、追加で行ったリンパ節の切除の説明を聞いて安心したそうです。
『そうか、やっぱりお腹開けたんだ」その時に理解できました。
硬膜外麻酔のおかげで痛みはさほど感じません。
術後の部屋は空きがなく個室だったのですが、
看護師さんも「これは痛そうだ。お疲れ様です」と声をかけられました。
その後は、お腹の気持ち悪さと胃のあたりの痛み(傷とは違う)に苦しめられました。
ガスもなかなか出なかってので、看護師さんが管を入れてくれたりとても親身に対応していただきました。
翌日は、早速歩行訓練が始まるのですが、起き上がった瞬間に起立性低血圧になり、上が80、下が49とある現状ではなくなりました。
血圧は2〜3日かけて元に戻った感じです。
23日頃に気持ち悪さと胃の痛み以外は回復してきたので大部屋に戻りました。
その後はとにかく歩いてご飯食べてお通じを出すことに気をつけて過ごしました。
そして本日、晴れて退院となりました。
傷はまだ完全には塞がっていないので、しばらくはガーゼを当てて過ごします。
日常生活に戻るにはまだまだ時間がかかりますが、ゆっくり焦らず回復に努めたいと思います。
関わってくれた全ての方に感謝です。
次回は11月12日に外来です。