京都四條南座にて、「レビュー春のおどり」観劇でした。
第一部『たまきはる 命の雫』は「ロミオとジュリエット」を古代日本に置き換えた作品です。そのままロミオとジュリエットの有名な台詞が用いられたりしますが、花鳥風月は万葉の世にこそ咲き誇るもの、違和感なく溶け込んでいました。
……まあ、ロミオとジュリエットはじめ名前がそのまま使われましたり、仮面舞踏会があったり、僧侶が結婚を取りまとめてくれたりするのは、「もしかしたら古代だってこうだったかもしれないでしょう!」という力技ではあります。その心意気、好きです。
何せただでさえもう少し落ち着いて行動しよう、な物語である「ロミオとジュリエット」を一時間で駆け抜けるお芝居、「おお、ここを大胆に省略するのか」等と、色々と頷いていました。どの立ち位置からの視点でしょう。
壱弥ゆうさんのパリスは、キャピレット家とモンタギュー家の争いをいさめたり、「このパリスは次に帝になっても大丈夫そうなパリス!」でありましたが、壱弥さんならもパリスの役をより膨らませ近づけられると思います。
(だからどの視点から語ってるのか)
第二部『Silenphony』は洋のレビュー、静寂と静音、影と闇、OSK日本歌劇団は肉体と生命あってこその舞台を繰り広げられてきましたが、それを信頼しているからこそ表現出来る世界観でした。
大阪松竹座の閉館が決まり、春のおどりにおけるOSKに宿る何か、が松竹座で観る事が困難な時代が始まってしまいましたが、場所を変えても、確かに今日も宿っていました。



