鎌倉うずまき案内所 青山美智子
2021年4月21日 第1刷発行
2019年7月単行本を加筆修正、文庫化。
作品紹介・あらすじ
古ぼけた時計屋の地下にある「鎌倉うずまき案内所」。螺旋階段を下りた先には、双子のおじいさんとなぜかアンモナイトが待っていて…。「はぐれましたか?」会社を辞めたい20代男子(早坂瞬)。ユーチューバーを目指す息子(広中真吾)を改心させたい母親(綾子)。田町朔也との結婚に悩む女性司書(日高梢)。クラスで孤立したくない中学生(園森いちか)。いつしか40歳を過ぎてしまった売れない劇団の脚本家(鮎川茂吉)。ひっそりと暮らす古書店の店主(浜文太)。平成時代を6年ごとにさかのぼりながら、6人の悩める人びとが「気づくこと」でやさしく強くなっていく―。うずまきが巻き起こす、ほんの少しの奇跡の物語。
”木曜日にはココアを”、”猫のお告げは樹の下で”に続く3冊目読破。
今回も大当たり!
転職や子育て、結婚、学生時代の友達関係…悩みはいつの時代にも誰にでも多少はあるもの、どれも共感、加えてその解決策というか心構えが優しく伝わる。
読み終わった後、再度最初から読みたくなる。(実際読んだ)
一冊で何度も楽しめる美味しい本でした!
気になった言葉等覚書き
昭和元年…1926年12月25日から7日間。
昭和64年…1989年1月1日から7日間。
平成は1989年1月8日~2019年4月30日。
クロソイド曲線(WIKI) 渦巻きのエネルギーに驚嘆。
なつかしいという感情は年長者へのご褒美みたいなもの、時が経てば経つほど美味しくなる…本当!
ダジャレは日本の素晴らしい文化。ダジャレを極めてこそ大人…フフフ、ナイスうずまき!