続きです。


「手術、ですか!?」


「うん、痛みがあるなら取ったほうがいいから」

先生はそう言うと、紙に何か書き始めました。

ヌック管水腫の説明でした。  

かんたんに言うと、胎児の頃に無くなるはずヌック管という部分が成人になっても残っており、そこに体液が貯まる病気、だそうです。神経を圧迫すると、痛みを感じるそうです。


呑気なわたしは

「日帰りですよね?」

と聞くと


「入院です。3泊4日かな。」

ガーーンガーン


「局部麻酔ですよね?」


「全身麻酔だね。」

ガガーーーンガーン


お金かかるやん……尿カテ入れるんかな……


最初に思ったのがこの2つでした笑

父親が大腸がんで手術したとき、尿カテが痛かったと言っていたのを思い出したからです。


「執刀医は別の先生になります。今度手術説明するので、また来てくださいね。」

そう言って、2週間後に予約を取ってもらいました。


そしてびっくり。

なんと執刀医、父親がお世話になった先生だった!!!


若くて高身長イケメン………うう……そんな先生に私の鼠径部を晒すことになるのか………一生の不覚……


そんなことを考えながら病院をあとにしました。