先日の字幕版に続いて、
吹替版を観て来ました。
吹替版声優
豊原江理佳(アリエル役)
木村昴(セバスチャン役)
海宝直人(エリック役)
野地祐翔(フランダー役)、
浦嶋りんこ(アースラ役)
高乃麗(スカットル役)
大塚明夫(トリトン役)
ネタバレがありますのでご注意ください
今回、アリエルの声優を務めたのは
豊原江理佳さん。
オーディションで選ばれた実力者です。
「パート・オブ・ユア・ワールド」の歌声は
ハリー・ベイリーよりもかわいらしい感じで
アニメのアリエルに近かったかな🧜
歌はいいけど、演技がちょっと…
という声もあったようですが
私はそこまで気になりませんでした。
エリック役は海宝直人さん
いつも映画は字幕版しか観ませんが、
ミュージカル映画だけは歌うまな俳優さんが
起用されるので、つい吹替版も観たくなります
今回の実写版では
「トリトンの娘たち」や「レ・ポワソン」が
なくなった代わりに
(入れてほしかったですが)
エリックがより深く描かれているのが
特徴的です。
エリックは養子として王室に迎えられ
厳しいしきたりの中で育てられてきましたが
レールを引かれた人生から抜け出したい、
自分の目で世界を見たいという
アリエルに似た思いを持った青年です。
思い通りに行かず苦しい胸の内を歌った
「まだ見ぬ世界へ」は
海宝さんの伸びやかな歌声が
堪能できる歌です
こういう英語の歌詞を翻訳した歌は
歌詞の詰めすぎや字足らずなところがあって
歌うのが難しそうですが
違和感なく歌い上げる海宝さん、
さすがです
エリックとアリエルには
ガラクタ(?)を集めるという
共通の趣味もあり、
それを通じて2人の距離が
縮まっていくシーンが
微笑ましくて良いです
自由奔放なアリエルに振り回されつつ
少しずつ惹かれていくエリックが
丁寧に描かれています。
執事のグリムスビーやエリックのお母さんも
いいキャラしてます
特にお母さんはアニメやミュージカルには
出てきませんが、エリックを甘やかさず
いつも的確なアドバイスをくれるところが
いいですね
最後にかける言葉も
愛情深く、かつ現実的で好きです
『リトルマーメイド』の何が好きって
最後にエリックとアリエルが
一緒に航海に出るところです
王子に守られるお姫様じゃなくて
共に困難を乗り越えるパートナーとして
接しているところが現代的で良いんですよね。
こういうラストシーンは
当時のプリンセス界に
衝撃をもたらしたに違いない
と思います
ちなみに吹替版のイチオシキャラは
アースラおばさんです
実写版の女優さんのお顔立ちと声の
親和性が半端なく、違和感なし
歌声も迫力があって好きでした