母が日蓮宗を信仰してたので、法華経はなんとなく聞き覚えがあるお経。
なんせ中国経由の漢文なのでただ聞いているとチンプンカンプンなのだけども
ちゃんと現代語訳で読めば分かるようにはなっている。
↓こちらはかなり分かりやすく訳してくださっているので分かりやすい。
どうせなら全部読もうとこちらのサイトを拝読。
解説もあってありがたい。
だけどもいろんな仏の名前からして漢字の羅列で
古事記もそうだけどぜんぜん覚えられない。ww
しかも何度も何度も同じ内容が出てくるので、あれ?ここはさっき読んだっけ???
と認知症みたいになってしまう。
「偈」という韻文を使って前に言ったことと同じ内容が語られるからみたい。
なに?!お経ってミュージカルなんか?!とか思ったり。
インド映画みたく派手に歌って踊ってしてくれたらそれなりに面白いのかもしれないけれど
同じ内容の繰り返しはやっぱ辛い。この如来はすごいってことをくどくどくどくど羅列したり、
この教えを悪く言う人はとことんひどい目にあうことをこれまたくどくどくどくど
この教えを大切にしたらこんなにいいことあるよってことをとにかくくどくどくど
と並べて繰り返すのでなかなか先に進まない。ww
インドの気質なのかやたら大袈裟に表現されてて捧げた花が山と同じくらいの高さになったとか
んなわけね~だろ~ってついついツッコミいれたくなってしまう。www
とにかく「あのくたらさんみゃくさんぼだい」ってレインボーマンが言ってた「悟り」の境地ってのは各個人が目指す修行の頂上みたいなもんで、
そこに到達できるのは誰でもってわけにもいかず、やっぱ限られた人だけなんだけど、
悟ってはいおしまいじゃなくて、この世で迷っている人たちをうまく導いてみんなで
仏道を歩もうよってのが大乗仏教らしい。
まだ途中だけど、ちょっと何気に日蓮大聖人が書いたという「立正安国論」もあったので
読んでみた。
こちらは対話形式になっていて法華経より読みやすかった。
末法の世になると「飢饉」と「疫病」と「戦争」「天変地異」が起きるとあるけれども
たぶんこれは太陽活動に関係ありそう。
星の動きが変になるともあるからポールシフトかもしれん。
とにかく、天候不良で作物が獲れなくなると「飢饉」になって
「飢饉」になれば、栄養状態が悪くなるから「疫病」が流行るし、
食べ物の取り合いになるから「戦争」になるわけで・・・
ちょうどこの「立正安国論」が書かれた頃も大地震があったり
隣国が攻めてきたりしてたみたい・・・。
阿弥陀仏拝んだり、念仏唱えたりの法然批判で偶像崇拝を批判してんのかとおもいきや
そうではなくて、数多の仏や諸天善神がいるのに阿弥陀仏だけを崇めて他の神仏やお経をないがしろにするのは
どうなのよってな話であった。
なにがなんでも「法華経」というわけではなかったのね。
たしかに「僧侶」のかっこうしても仏道を成就してるってよりも職業として
ビジネスで食うためにやってるってのは今も同じかもしれない。
「正法」とはなんぞやと思うが、国が大変な時に私利私欲に走って、みなが助け合ったりしなければ
そりゃ国はほろぶだろうね。
苦しい時の神頼みはだめってことだよね。
因果応報だってことか・・・。
なんか新約聖書読んだ時も思ったけど「立正安国論」が書かれた頃も今も人間って大して変わってないんだな・・・
まあだから今でも信仰してる人がいるんだろうね・・・。
でもなぁ・・・お釈迦さまもキリストさまも語っただけで何も書き残してはいなくて
今残ってるお経や新約聖書って後から誰かが書いたものだからなぁ・・・。
・・・とか思ったら日蓮聖人もお経がインドから中国に渡り、書き加えられたり
前後が入れ替えられたり、古いものと新しいものが逆になったりして無茶苦茶だと
ぼやかれておる。ww
こういうの読むとなんかちょっと親しみ湧くわ~。
漢文で聴くお経はそれはそれでなんか心落ち着いていいけども現代文で読むと
仏教がぐっと身近になる感じがする。本来はそうあるべきものだと思うんだよね。
元は一つの教えなのに宗派がいっぱいになっちゃったのはやっぱ末法の世だからなのかねぇ・・・。
・・・とか思いつつ、昔ははるばる中国まで行かなければ読めないお経が
通勤電車でスマホで読めちゃうなんてほんとこれはありがたいこってすな。