体調悪いのに新型コロナワクチン打って危篤になったPANTAが復活して

 

どこのおばあちゃんかと思ったらPANTAで・・・
 

 

 

復活ライブやったとこまでは知ってたのに・・・

 

 

これが最後のライブになって

 

 

7月7日に亡くなってた・・・

 

PANTA=頭脳警察で過激というイメージだったけど

 

PANTAの歌詞はぼ~~っと聴いてたらまったく意味が分からない暗号のよう。

 

こんな歌詞が書ける人はなかなかいないし、私にとってセクシーな声もまたしかり。

 

まさにロック界の吟遊詩人だった。

 

PANTA&HALは今聴いてもかっこいいし。

 

ソロの時出したアルバムも「16人格」とか「クリスタルナハト」とか好きだったな~。

 

 

「万物流転」はこのLIVEヴァージョンが自分的に一番好き。

 

 

 

写経じゃないけど敬意をこめて歌詞をなぞらえたいと思ふ

 

 

万物流転

 

鏡の中から叫ぶ お前の声聞こえない

 

移り変わる時を捨て 唇も凍えてる

 

森の木々は朽ち果てて 季節まで売り尽くし

 

獣は生き血を求め 街路樹に身を隠す

 

 

風が咲かす炎の花に 香しく目を閉じて

 

おまえは霧の中にまで 釣り糸を垂らしてる

 

形も色も臭いも何もかもないものと

 

戯れてるおまえを見て 悲しさを殺してた

 

神話をさまよう 一角獣みたいに

 

ああ 転げ落ちていくよ どこまでも どこまで

 

ああ 水を掴むように やるせなく そう万物流転

 

 

銀の馬車に乗り込んで 無意識の御者に問う

 

夜が明けるのはいつかと 月明りさえぎった

 

鏡の海を渡れば 水瓶の娘たち 

 

終末を舞い続けてる神殿の犠牲に

 

胸に隠したセラミックの刃 

 

ああ何にも変わらない それなのに それなのに

 

ああ風掴むような 虚しさで ほら万物流転

 

 

一夜の酒宴のために 群狼の遠吠えを

 

肴に語り部の歌を かがり火に透かしてた

 

銀河に散る星屑が 俺の目に降り注ぐ

 

新しい命のためにささげようこの夜を

 

有限の未来をおまえと見たい

 

ああ 転げ落ちていくよ どこまでも どこまで

 

ああ 気づかないふりをして 今夜だけ そう万物流転

 

 

ああ何にも変わらない それなのに それなのに

 

ああ変わったふりしてる おまえのため そう万物流転

 

ああ 転げ落ちていくよ どこまでも どこまで

 

ああ 気づかないふりをして 今夜だけ そう万物流転

 

ああ何にも変わらない それなのに それなのに

 

ああ変わったふりしてる おまえのため そう万物流転

 

 

初めてこの曲を聴いた時は肉体年齢と精神年齢のギャップの歌だと思った。

 

鏡にうつる自分は肉体年齢を表している。

 

でも心の中にある自分と言うのは実は外見のように年を取っていなかったりする。

 

大人になった自分の姿に合わせて変わったふりをしてるけど実は子供のころからずっと同じ「自分」のままだからだ。

 

つまり誰もが「大人」になったふりをしてるだけなんだって・・・。

 

なんかそんな風に感じただけ。

 

 

万物流転はpanta rhei (パンタ・レイ)といいギリシアのヘラクレイトスの概念なんだって。

 

なんつーか鴨長明の方丈記の出だしの諸行無常観みたいな・・・

 

 ゆく河の流れは絶えずして、しかももとに水にあらず

よどみ浮かぶうたかたは かつ消えかつ結びて

久しくとどまりたるためしなし。

世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。

 

人は生まれたら年老いて死ぬ運命。

 

PANTAもまたしかりということか・・・。合掌。