4月末株集計作業完了~。

 

どの株を見てもまんべんなく下げてる感じでしたが、集計してみたらまさかのプラス。

 

一言で言いますと、私、保有株の6割がドル建てなんですw

(純粋に為替要因だけでプラスになりましたw)

 

 

ついでに、久しぶりに優待コレクション100株買いました。

(手数料ケチって、50株×2回で買いましたけどw)

 

大日本塗料(4611)

1163円×100株

35円配+優待はクオカード1,000円(1年目はなし、3年後2,000円)

配当利回り2.9%(優待込3.9%、3年後4.7%)

PER7.3倍、PBR0.6倍。

自己資本比率56.4%

 

PER・PBRの割安さはまぁ、塗料ジャンルはこんなもん、って感じですが、割安なのは間違いない。

利益率もこのジャンルにしてはそこそこありますし、財務も健全。

いわゆる「東証PBR1倍割れ問題」で改善策をとると公言してる企業の一つでして、BPS1,944円で毎年着実に増加中。

もちろん、「じゃぁ株価はすぐ1944円まで上がるのか」って言えば「話半分で聞いときましょw」って感じですが、5%近い利回りを享受しながら何年でものんびりボーっと待っとく分には悪くないかと。

少なくとも、相当に負けにくい投資ではないかと思ってます。

 

ついでにもう1銘柄、大黒屋(6993)。

34円×100株

 

こっちは完全に火遊び銘柄で、全くお勧めはしませんw

財務も業績もズタボロのダメ企業、配当も優待もありませんが、隠れ優待で「議決権行使したら500円クオカード」です。

利回り14%強w

 

もちろんこんなのいつ廃止されてもおかしくないですし、そもそもいつ倒産して紙くずになってもおかしくないですが、まぁ倒産しても3400円の損だけだしw

 

昔一度チャレンジして、3回か4回クオカードもらって謎の瞬間爆騰で利確したことがあったんですが、またこの水準まで下げてきたので再エントリーしました。

 

これで優待コレクションは59銘柄。

OATアグリオとスクロールが100株間近なので、今月中には2銘柄追加できそうです。

 

 

 

さて、本日のコラムタイトルですが。

夜の日経ニュースでものすごいPT(ポジショントーク)を目にしました。

 

新NISAでダントツ人気の投信、eMaxisSlim外国株式、いわゆる「オルカン」ってやつの是非を論じる特集があったんですが。

 

日本株アクティブ投信のファンドマネージャーさんがゲストに来ておられたんですが、あまりに露骨なポジショントーク全開で爆笑しながら見てました。

いやいやいや、仮にも(?)日本を代表する経済メディア番組のレベルとして、あるいはモラルとして、どうなのよこれ。

 

 

曰く、

インフレの時代に「手数料の安さ」を追い求めるのはどうなのか。

投資している人たちは中身をちゃんと理解しているのか。

投資は自分でしっかり考えて選ぶことが大切。

誰かに任せるにしても「この人に任せたい」と思える人をしっかり選ぶのが投資の本質。

全体を買うインデックスファンドだと、買いたくない銘柄もたくさん入ってきてしまうのも大きな問題。

 

だそうです。

 

えっと、大前提として、アクティブファンドの相当数がインデックスに勝てず、長期にわたって勝ち続けられるものってかなりの少数で、「だったら手数料安い分、明らかにインデックス投信に優位があるよね」って話でインデックス投信が評価されるようになっての現状ですよね。

 

で、「買いたくない銘柄」って言いましても、「成長力皆無で市場から見放されたダメ企業が偶然のヒット商品で『見放された激安株価水準』から『見直された株価』へ爆騰」とか、「明らかに割高と思えた成長企業が高成長を持続して、『結局、あの時点の割高株価は今から考えれば激安だった」とか、そういうのも普通に起こるのが株式市場。

そういうのも含めて、自分で当てに行くよりも全体に投資しておけば外れも全部つかまされるけど大当たりも全部つかまえられる、のもインデックス投信の特長です。

 

ついでに極論してしまえば、「中身をちゃんと理解しなくても、自分で何も考えなくてもいい」のもインデックス投信の大きな長所ですけどw

「これから自分の老後に向けて、世界人口が増え続けるのは確実で、だったら世界経済も基本的には成長し続ける可能性が高いから、世界全体に毎月積み立てで投資し続けてればまぁ、そこそこの成果は期待できそうだよね」

「だったら運用成績はその「そこそこ」で満足しておいて、銘柄を研究などに費やす時間・コスト・労力を自己研鑽とか趣味や家族との時間とかにまわすのも十分ありだよね」

って話なはずですけど、その辺の前提を根本から全否定www

 

さらにさらに、

「国・銘柄を分散してリスク分散してるつもりでも、一番重要なのは為替リスクをとってる、ということ。為替は1カ月で10%以上動くこともざらにあるし、その1カ月で株価が横ばいなら運用成績はそのまま10%超のマイナスになってしまう。大きな社会問題にもなりかねない」

とか言い出しましたよこの人。

 

老後に向けて20年30年運用していこう、って話なのに1カ月の運用成績がどうの、って、しかもそれが社会問題化ってww

ついでに為替リスクが一番重要ってw

 

もう何を言ってんのか意味がわかりませんw


 

個人的意見としましては、老後への長期運用では「為替リスクはめいっぱいとるべし」だと思ってます。

よく言われる「海外の方が成長力が~」って話だけじゃなくて。

自分の資産を全部「円」一本にしておくのもリスクだろ、って話も含め。

 

老後を考えた場合、「日本が財政破綻したり、円が暴落する未来」って相当に大きなリスクだと思ってます。

実際にそれが起こるかどうか、は別として。

資源のほとんどを輸入に頼る日本で円が暴落して、ジュース1本1,000円とか、それで街に失業者があふれる社会、とか。

そういう時に為替リスクを厚くとっておくことで、家計へのダメージは大幅に緩和されるはずです。

 

逆に大きく円高が進んで為替で大損する未来って。

財政破綻した国の通貨がそんな強くなるわけないですし、それってつまり大きな借金抱えながらも日本は財政破綻もしておらず、経済も最低限のレベルは維持できてて、仕事の選り好みしなければ自分の食い扶持くらいは十分稼いでいける社会でしょう。

「チクショー、為替リスクめいっぱいとったせいで大損したわー。」とか言いながらw

 

それはそれで悪い話じゃありません。

 

本当に備えておくべきは自分の生活が根底からおびやかされる前者。

ってことで私の結論は「為替リスクはめいっぱいとるべし」です。

 

 

 

ま、要するにこのゲストの方の結論としては「オレの運営する日本株アクティブファンドを買え」ってことですねw