映画館って、やっぱりいい、というハナシ | こまねこプロデューサーのブログ

映画館って、やっぱりいい、というハナシ

劇場ネタが続きますが、「前売り発売中 !」のプッシュ時期だからいいか。

世の中は3連休ですね。

今日は紙とパソコンの仕事をしに出社している私ですが、昨日は映画を観ました。

前にいた会社の先輩が監督した映画が公開されたので観てきました。

クヒオ大佐。 結構CMとかもやってるみたいだから知ってる方も多いはず。

面白かったです。おハナシは設定から「面白そう」なんで、いいんですが、とにかく役者さんが良かったですね~。

主演は堺雅人さん。この役は、もう、堺さん以外では成立しない!ってカンジ?なんだろ、他の誰であっても、何らかの違和感が出そうなところを、この役者さんの「味」や「キャラ」、「シニカルさ」と「コミカルさ」が見事にはまって、それが映画のトーンにピタリきている。そういう「役者さん」と出会うことって当然のことながら、大事なんだなあ。「役者さんごと」考えていく私たちって、特殊な製作者なのかも・・・とかあらためて、思ったりしました。

そんなことをアタマの片隅で思いながらも、けっこう、上映中は、げらげら笑ってたんだけど。

と言うわけで、劇場。

やっぱり、閉ざされた空間で、真っ暗になって、集中してひとつの作品を見るって素敵なことだな、と思いました。

これが、映画の「魅力」で「魔力」なんですよね。

知ってるヒトの映画の初日の第1回を観たもので、終わったあと劇場を出ると結構知っている人が出てきて、語り合ったりするも楽しいし。もちろん一緒に行った人とはその後、あーでもない、こうでもないと、勝手な映画評。映画の後のそのことを語りながら食べるご飯は、本当に美味い。

「こまねこのクリスマス」もこうやって、楽しんでもらったり、あーでもない、こうでもない、と語ってもらえると嬉しいです。


ところで、この吉田監督のお嬢さんは、小学校6年生のときに「こま撮りアニメーション作品」を作っちゃったというツワモノ。吉田監督に「実は娘が無謀にもこま撮りアニメを自由研究作品として作ろうとしている。現実の厳しさを知るためにも是非、現場を見学させてくれ」って言われて、どスタにきてもらったことがあるんです。

しかし、現実の厳しさを知ってもひるむことなく、その後、彼女は見事に作品を作り上げ、課題として好評を博したそう。

こんな小さなアニメーターが誕生しちゃうって、これまた心強いことでした。