二男の神経芽腫 ~闘病覚えが記〜 -3ページ目

二男の神経芽腫 ~闘病覚えが記〜

2014年3月、1歳2ヶ月の二男が神経芽腫(ステージ4)と診断されました。高リスク標準プロトコル治療を終了目前にして、腫瘍の残存が発覚。臍帯血移植に望みを繋ぎましたが、ほどなくして再発…。笑顔で闘う!をモットーに、二男の笑顔を綴るブログです。

今週はクラブが夏休みなので、長男は剣友のいる剣道教室へ出稽古に。

前半は、広い体育館を端から端まで存分に使った基本稽古。
普段は狭い道場での稽古なので、充分に足を使った稽古ができるのはありがたいし、うらやましい!

後半は、掛かり稽古。
県大会で学年3位に入賞した前キャプテン君に、文字通り手も足も出させてもらえなかった長男。
他団体所属の年下相手にも、決して手を抜かない“愛”掛かりだった。
倒されても、飛ばされても、長男が果敢に向かっていったのは、その強い気持ちがしっかり伝わったからだと思う。

帰りの車の中でも、
「母さん見てた? ◯◯くん、すごかったなぁ!」
と、コテンパンにやり込められたことはこれっぽっちも気にせず(しておくれ 笑)、ただひたすらに興奮。
前キャプテン君のことは、昨年その剣道教室へ出稽古に行っていた息子が大好きな先輩からよく話を聞いていたこともあり、一緒に稽古できたうれしさが体中から噴き出しているようだった。

不器用な長男が剣道を始めて3年目。
強くなることは求めず、二男がいない寂しさを少しでも紛らわすことができたら…と、楽観的に構えていたものの、なかなかどうして。
試合ではからっきし勝てないけれど、剣道大好き!稽古大好き!
その、腐らない、タフでポジティブなメンタルがすごい。

不器用なせいで、悔しい思いをすることもあるだろう。
いや、悔しいことだらけかもしれない。
でも、初めからできてしまうより、苦労を重ねた方が、きっと長男を成長へと導いてくれるはず。
長男が恵まれていると思うのは、その努力の過程が楽しいと思える仲間がいること。
もっと強くなりたい、その一心で、新しい環境に飛び込む勇気があること。


破れた面垂れを、じいじが補修してくれた。
前を向いて頑張れるのは、たくさんの人に支えてもらっているからこそ。
感謝の気持ちを心に留めて、出稽古ウィーク頑張れ!