旧正月期間の深圳から杭州までの移動

　この話は２月３日の話です。前提として今年は2月9日が旧正月でした。

　２月上旬は香港である手続きしておりましたが、２月２日の時点では、まだ待ちの状態でした。

　こちらとしては旧正月前には帰る予定でした。

　そこで売り切れを避けるために、深圳-杭州（湖州）間の電車のチケットを確保しておこうと思い、事前に２月７日の電車のチケットを予約しておりました。確か650元（１３０００円）だったと思います。

　2月2日の夜、一度深圳に戻ってきたのですが、よく考えて今後の手続きは香港でなくても可能だと思い、急遽2月3日の飛行機で帰ろうと思いました。待っていても旧正月を過ぎてしまうかもしれません。予約した電車のチケットは、後でキャンセルするつもりです。

　飛行機のチケットを探してみたのですが、寧波（寧波は家から車で２時間ぐらいなのですが）なら比較的安いことが分かりました。杭州は高いです（杭州は飛行場から市内まで遠いのです）。寧波まで730元（他120元の税金）。時間帯も比較的よいです。

　そこで朝10時半にチェックアウトし、地下鉄に乗り深圳空港へ。地下鉄なので高くないです。８元（１６０円）だったと思います。空港は海の隣にありました。

　空港にローソンがあったので、おにぎりとお茶を購入し、お昼ご飯を食べることに。フライト時間は２時間でした。

１３時１０分出発です。

　１５時１０分頃、寧波空港に到着。そして地下鉄に乗り寧波駅へ。そんなに遠くはなく２０－２５分ぐらいで到着したと思いました。少し外を歩こうかとも思いましたが、雨が降っていたことと、荷物がやや多いので止めました。

　夕方５時半頃、２階にスタバがあったのでこれを注文して食べました。中国の駅のレストランは外で食べるより５０％ぐらい高いことが多いです。下のものは、１２００円ぐらいだったと思います。中国のラーメンもそれぐらいの値段だったのです。

　その日の朝、寧波から湖州（近所の駅）の電車の切符の予約をしておきました。

　一度杭州で乗り換えなければならないみたいでした。これは日本で例えれば、新幹線で浜松から東京に行き、東京でホームを変えて、特急で大宮に行くみたいな話です。

　予約はスマホアプリでしたのですが、私は外国人なので自販機を使えません。自販機は身分証が必要なのです。それなので窓口で切符をもらうことにしました。３０分ぐらい並びました。

　そうしたら窓口の人が「切符がなくてもスマホの画面を見せるだけで通れるよ」と言っていました。（以前はそうではなかったのです）。

　私が予約した電車は、18:40発　寧波-杭州（杭州で乗り換え、乗り換え時間35分）、19:50発杭州-湖州という感じでした。

　杭州でホームを乗り換える時間は３５分です。

　ところが待っている電車が３１分遅延と出ています。３１分遅延では、たぶん間に合わないです。

　高速鉄道の遅延とか、初めて聞いたのですが、その日は、全体の６－７割が遅延していたようです。その理由は、人が多すぎるので乗るのに時間がかかって遅延しているようです。人が全員入っていないのに出発したら、挟まれて死んでしまいます。

　これは2月3日夕方の寧波駅の中の様子です。人でごった返しているので遅れるのです。

　これは大変なことになったと思いました。そこでインフォメーションを探すことにしました。地図を見ると中央部にあると書いてあります。

　インフォメーションを探しましたが、これだけ電車が遅延すればインフォメーションも人でいっぱいになっております。私もその列に並びました。

　並んでいたら聞くことができたので（中国人の人混みに負けてしまわないか心配だったのですが）、切符を見せて「乗り換えに間に合わない」と言いました。

　そうしたら駅員が「今すぐ出発のに変えてあげるからそれに乗りなさい。ただ席はないから立ってください」というのです。

　正直、その電車が何番ホームとか、お金はどうなるのだとか、細かい疑問があったのですが、５分後ぐらいに出てしまうみたいなので、とにかく駅員が指した方向に向かい、電車に乗り込みました。

（先ほど切符なしでも大丈夫だと言われましたが、よくよく考えてみると、この時は切符があって役に立ちました。駅員が切符にペンで修正しています。もしスマホ画面ならどうなったのでしょうか？複雑すぎます。）

　席がないのでずっと立っていました。５０分ぐらい立ち続けやっと杭州に到着しました。電車に乗っている間、乗り換えに間に合うか多少心配はしております。もともと３５分間の乗り換え時間が、ごたごたのせいで１５分間ぐらいになっています。

　そして杭州に到着し乗り換えです。この乗り換えの時も、また人でごった返しております。写真では手前しか人がいませんが、その奥は全部人なのです。

　結局のところ、３分程度しか、電車を待たなかったので、余裕は３分しかありませんでした。ギリギリです。

またこの乗り換えの電車は全く遅れておりませんでした。

　中国の高速鉄道は、ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミーとあるのですが、これはビジネスクラスです。

それしか空いていなかったのです。10分-15分ぐらいで到着して短かったのですが。

　電車のチケットはスマホのアプリで購入しました。

　不要になったので、返金申請をしなければなりません。実はそれが大変でやるのに半日かかってしまいました。

　スマホでいろいろやってみてもできなかったため（中国の身分証がないので）、電車チケットの目的地に当たる駅に直接出向きました。

　その日もまた雨だったのですが、行ったのは２月４日でしたが、旧正月期間なので、また人でごった返しておりました。４０分ぐらい列に並びました。

　一応返金はできましたが、手数料に２０００円ぐらい取れれてしまいました。（チケット代は１３０００円ぐらい）

　感想としては、移動の難易度が非常に高かったと言うことです。果たして旅行者がこんなことできるのか？できないと思います。