ATMの中にお金がなくて引き出せない

　これは日本の話ではなく中国での話です。

　今日、電子マネーの残高がほとんどなかったのでATMへチャージをしに行きました。　

　まず中国銀行のATMは、大体１ｋｍぐらいに１つ設置されています。電動自転車に乗り早速出かけました。

　すでに２人並んでいたのですが、ATMから出てきた人が「中にお金が入っていない」と言って出てきました。これは無理だと思い２つ目へ

　そこから８００ｍぐらい離れた所にＡＴＭがあることを知っているので、そこへ向かいました。そうすると銀行から女性行員が出てきて「ＡＴＭにはお金ははいっていないよ！」と大きな声で怒鳴っていました。諦めて３つ目へ

　北へ６００ｍぐらい行くと、市内最大の中国銀行があるので、そこへ向かいました。もともとそこには計４台のＡＴＭがあるはずなのですが、なぜか稼働しているのは1台。

　そこに大体６人が並んでいました。そして、3人か4人が終わった所、「ＡＴＭの中にお金が無くなった」と言って出てきたので、仕方なく他を探しました。たぶん２０分ぐらい並びましたが無駄でした。

　今度は南方方向へ約１．５ｋｍの所にＡＴＭがあることを知っていたので最後の手段としてそこへ向かいました。市内に他にもあるのですが、３ｋｍぐらい離れていて遠いのです。これがダメなら人から借りようと思いました。

　そこにはすでに３，４人並んでいました。前の人が１万元（２０万円）ぐらい引き出してしまったらアウトだろうと思いながら並んでいました。

　警備員も「あなたはいったいいくら下すのだ？」とか１人１人に聞いています。私は「引き出すのではなくてこの銀行カードのお金を、こちらのカードに預入をする。だから現金は必要ない」と言いました。ただお金の入れ替えであるため最低２万円ぐらいはATMの中にあって欲しいです。

　ところが中国でよくある割り込みをしてくる人がいます。割り込みは２回されたかもしれません。

日本と違い私は割り込みをされても、それほど怒りません。

　ただ割り込みをされてＡＴＭの中のお金がなくなったら、チャージができなくなってしまうので、１回だけおばさんにちゃんと並びなさいと言いました。おばさんは「私はまだ中には入っていないよ。並ぶなら並べばいいじゃないか」と少々意味が分からないことを言っていました。

　結局のところ、ＡＴＭで１時間ぐらい無駄使いをしましたが、チャージをすることができました。

　日本と同じく、中国の銀行も支店の数が年々減ってきております。

　そのため、近年中国の銀行はすごく混んでいます。行くと半日ぐらいかかってしまいます。お金をチャージするために２時間使えますか？だからATMに行きました。ATMの数も同じくここ１５年ぐらいで３分の１になりました。

　中国でATMを１０回探したとします。そうすると大体４回は壊れていて２回はお金が入っていません。

１０回中４回ぐらい成功します。なので通常２か所ぐらい行けば、お金をおろせます。

　今日なぜATMが空っぽだったのだろうということを知人に言ったのですが、昨日年金の支給日だったので、みんなおろしているのだろうと言っていました。