昨日noteに上げた記事が、Twitterで反響を呼んでいます。



この記事がこちら↓



ずっと考えてきたけれどこうして文章にするには時間がかかりました。


また、拒絶反応される考えの方もいらっしゃると思うので、UPするのに少し勇気が必要でした。





自分の作った作品が、売られてしまった、ショック…。

私の店で販売した子が売られてしまいショック…





それぞれの立場で、それぞれの気持ちがあると思います。



記事にある通り、私もその1人でした。






「アート作品は、心の世界のもの」

その気持ちを重んじ過ぎてきて、
日本のアート作品は拡がりを留めてしまっているように感じていました。




自分だけの目線で見ると、そうなる。





でも、ARTの世界、業界全体で見たらどうだろう。





もっと、日本の作家さんの素晴らしい作品は広まっていってほしいし、

価値は上がっていって欲しくないですか?





作家作品は、買ったら手放してはいけない。


その暗黙のルールがある限り、世界はマニアックで閉鎖的なままになってしまう。









※この子は私の私物です。
が、自分に何かあった時には、本気で欲しい方に渡って欲しいと思っています。




大切なものだからこそ、

きちんとした金額で、大切にしてくれる人にバトンタッチして行きたい。








記事にも書いたのですが、人間なので好みが変わる事もあると思います。


お迎えしてみたものの、なんだかしっくり来なかった、というお話も聞きます。






私は長い間作家様たちとお付き合いしてきて、
今は人間性も重視するようになりました。



以前は「作品が良ければ作家さんがどんな人でも関係ない」という考えでした。




今は、

大好きな作家さんの、

大好きな作品と言うのが1番最強だと思っています。





色々な経験から、コルメキッサには、好きな作家さんの作品しか置いていません。





コルメキッサにある作品達。












これは作家さまだけでなく、
私自身も努力が必要なところです。


コルメキッサで販売している作品だから、
お迎えしたい。
大切にしたい。


そう思っていただけるお店で居られるようになっていきたいと思っています。






そして、私が生きている限り、
コルメキッサを続けている限り、

お人形達が帰ってこられる場所でも在りたいのです。





私ももう45歳。


身体は強くない上に、まだ幼い娘のいる未婚の母でもあります。





でも、出来る限り生きている限り、この活動を続けていきたいと思っているんです。




自分に何かあった時、
安心して預けられる場所があるからお迎えできる。



何人かのお客様に言われた言葉です。
私にとってこの言葉は、とても大きなきっかけになりました。




私に出来る事は、作品の流通の風通しを良くすること。

また「お帰り!新しい家族を探そうね。」と迎え入れることです。






作品を手放すことに、もう少し寛容な世界になれたら、
日本のART作品の世界は変わると信じています。





コルメ