今日も今日とて十番隊は書類に埋もれていた。ダンボール箱に入った書類が朝一番で何箱も届けてくるのだから十一十二あたりは最初から自分達で仕事する気がないだろうと、いう気がする。日番谷などは既に達観して何も言わないが乱菊などは腹の虫が収まらず
「腹立たしいからあいつらから隊費を何割か貰ってきましょうか?」と、言ってみたりもするが
「無理だろ」
日番谷があっさり答えた。
研究開発に資金がかかる十二、物の損傷が激しい十一の資金は常に足りず貰ってもやる資金はないだろ。
「しかも、どっちも言葉が通じ難いしな」
気●いと野獣だ。むしろ僅かでも言葉が通じることを喜ぶべきか。
そうなれば、文句を
言っても無駄というものだ乱菊はため息を着いて椅子に座り書類を処理し始めだ。
暫くは静寂の中文字をしたためる音だけが響いていたが突然日番谷が
「ふざけやがって」
と叫んだ。
「どうしたんですたいちょ」
「始末書まで入ってやがる」
始末書は己の行いを反省して書くものだ。他人が書くものではない。これで、選別さえせずあらゆる書類を適当に詰め込んだことが、よく解る
「たいちょ、そういうのはこっちに入れて下さい」
乱菊は返品と書いた箱を二つ持ち日番谷の左右に置いた。
「たいちょ、お昼ですよ」
「食いに行ってる暇ねぇから俺はいいよ」
「大丈夫お弁当作って来ました」
ソファセットのテーブルの上を片付け乱菊は弁当を広げた。
「お味噌汁暖めてきます。先に食べていてくださいね」
しかし、乱菊が戻って来るまで律儀に日番谷は箸を付けずに待っていた。
乱菊は日番谷の前に椀を置き隣に座った。
「いただきます」の声を唱和させて、食事を始める。
「蜆だな」
「滋養に良いようなので」熱い味噌汁が食欲をそそり日番谷も大分、食事が進んだようだ。
握り飯片手におかずを食べる日番谷は楽しそうだ。
日番谷は隊長になる以前のことを思い出していた。
その時乱菊は屋根に登り弁当を広げて「遠くへは行けないので、ここでピクニック」だと言っていた。あの時もでかい握り飯を相伴したものだ。
隊長不在の十番隊で頑張っていた乱菊を楽にしてやりたいと思ったものだ。でも、忙しさは相変わらずで
今度はちゃんとした場所に弁当を持って、乱菊と出掛けたいと思う。
乱菊が茶を淹れて戻って来ると、日番谷は既に自席で仕事を再開している。
乱菊は湯のみを持って近づくと日番谷の頬に違和感を覚えた。
乱菊は机を回って日番谷に近づくと頬に唇を寄せた。
だが、唇が頬に触れる瞬間、日番谷が横を向いたので寄せた唇は相手の唇に受け止められた。
「口付けるなら口にしろ」
乱菊の頭を抑え、深く口付けた日番谷は乱菊の唇を舐めてから唇を離しにんまり笑う。
乱菊は日番谷の頬と唇に音を立てて口付けると、伸びて来た手を避けながら席に戻る。
口付けの間に襖の向こうを
「ノォ-ーン」
と叫び声が駆け去って行った気がしたが、仕事をしているうちに忘れた。
「腹立たしいからあいつらから隊費を何割か貰ってきましょうか?」と、言ってみたりもするが
「無理だろ」
日番谷があっさり答えた。
研究開発に資金がかかる十二、物の損傷が激しい十一の資金は常に足りず貰ってもやる資金はないだろ。
「しかも、どっちも言葉が通じ難いしな」
気●いと野獣だ。むしろ僅かでも言葉が通じることを喜ぶべきか。
そうなれば、文句を
言っても無駄というものだ乱菊はため息を着いて椅子に座り書類を処理し始めだ。
暫くは静寂の中文字をしたためる音だけが響いていたが突然日番谷が
「ふざけやがって」
と叫んだ。
「どうしたんですたいちょ」
「始末書まで入ってやがる」
始末書は己の行いを反省して書くものだ。他人が書くものではない。これで、選別さえせずあらゆる書類を適当に詰め込んだことが、よく解る
「たいちょ、そういうのはこっちに入れて下さい」
乱菊は返品と書いた箱を二つ持ち日番谷の左右に置いた。
「たいちょ、お昼ですよ」
「食いに行ってる暇ねぇから俺はいいよ」
「大丈夫お弁当作って来ました」
ソファセットのテーブルの上を片付け乱菊は弁当を広げた。
「お味噌汁暖めてきます。先に食べていてくださいね」
しかし、乱菊が戻って来るまで律儀に日番谷は箸を付けずに待っていた。
乱菊は日番谷の前に椀を置き隣に座った。
「いただきます」の声を唱和させて、食事を始める。
「蜆だな」
「滋養に良いようなので」熱い味噌汁が食欲をそそり日番谷も大分、食事が進んだようだ。
握り飯片手におかずを食べる日番谷は楽しそうだ。
日番谷は隊長になる以前のことを思い出していた。
その時乱菊は屋根に登り弁当を広げて「遠くへは行けないので、ここでピクニック」だと言っていた。あの時もでかい握り飯を相伴したものだ。
隊長不在の十番隊で頑張っていた乱菊を楽にしてやりたいと思ったものだ。でも、忙しさは相変わらずで
今度はちゃんとした場所に弁当を持って、乱菊と出掛けたいと思う。
乱菊が茶を淹れて戻って来ると、日番谷は既に自席で仕事を再開している。
乱菊は湯のみを持って近づくと日番谷の頬に違和感を覚えた。
乱菊は机を回って日番谷に近づくと頬に唇を寄せた。
だが、唇が頬に触れる瞬間、日番谷が横を向いたので寄せた唇は相手の唇に受け止められた。
「口付けるなら口にしろ」
乱菊の頭を抑え、深く口付けた日番谷は乱菊の唇を舐めてから唇を離しにんまり笑う。
乱菊は日番谷の頬と唇に音を立てて口付けると、伸びて来た手を避けながら席に戻る。
口付けの間に襖の向こうを
「ノォ-ーン」
と叫び声が駆け去って行った気がしたが、仕事をしているうちに忘れた。