菓子も甘過ぎると嫌いだ
脂ぎたぎたの料理が嫌いだ
最近稲荷寿司が何故か嫌いになった。
9番副隊長は纏わりついているようだが相手にされておらずむしろ番犬になっているので多目に見ている。が好きではない。暗い片目は誰に懸想しようが知ったことじゃないが松本を不快にするようなことをするなら、いつか殺す。
食後に乱菊が何か熱心に見ている。
日番谷はそっと背後に近寄り耳にふっと吐息をかけた。
「ひゃぁっ」
「すげぇ声だな感じたか?」
鳥肌がうっすら浮いた項を舐め上げる。
「ひゃっ」
今日も日番谷は攻撃の手を緩めない。
「しかしよぅ、お前ぇはどこもかしこも感じるなぁ」
「だれのせいですか誰の」
「俺のせいつーか俺のおかげだな。この感度の良さはよ。つーか、俺以外の男のおかげだったら許さねーけどな」
袷に手を突っ込みながら日番谷は綺麗に笑う。
実際乱菊が他の男と関係を持ったら自分は何をするか判らないと思う。好みが煩い日番谷が完全に好きなのは腕の中の女だけなのだから
「おい、ヌー●ラはよせって言っただろ」
「楽なんですよ。なんで駄目なんです?」
「男心が傷つくからだ」
「はい?」
「だぁら期待を裏切る感触が心を傷つけるんだ」
「…って、お前ぇはまたヌー●ラ買う気か」
座卓の上の注文書を目ざとく見て、日番谷が言う。
更にはカタログを捲って、勝手に注文番号を書き込んだ。
「この際色違いで纏め買いしようかと。…って、たいちょ、何を勝手に」
乱菊は日番谷が書き入れた番号の商品を確認して言った。
「たいちょって、織姫と趣味合いますよね。こんな中学生みたいな下着笑われちゃいます」
「俺しか見ねぇんだからいいじゃねぇか」
「女性死神協会で、纏めて注文するのでみんなにばればれです」
「清純が恥ずかしいならこっちはどうだ?」
「あたしは踊り子ですか……」
日番谷が指差したのは所謂、「バタフライ」と、呼ばれる黒いレースの秘所をぎりぎり隠せるかどうかの極小さな下着だった。
疲れたように首を振る乱菊に日番谷の言葉が追い討ちを掛ける。
「お前ぇヌー●ラ着けたら、間に○○○○を挟むからな」
「あたしは、たいちょが何をしたいのかだんだん解らなくなってきました」
「そりゃぁ、可愛がりたいに決まってんだろ」