どうも、コクトーです。

 

タイトルですが、為末 大 (ためすえ だい)と読みます。念のため。

 

この本を手にとったきっかけはイケダハヤトさんのこの記事です。

為末大「諦める力 」:もっと早く読んでおきたかった…と思わせる一冊

 

イケダハヤトさんが絶賛するだけあって、、やっぱりすばらしい本でした!

これは人生変わりますね。ほんとに。

 

特に

「なんでもやればできる!できないのは努力が足りない!」とか

「一度始めたことは絶対に諦めちゃいけない!」

などの価値観が抜けなくて苦しんでいる人には処方箋になる1冊です。

 

いわゆる"体育会系"の世界で結果を出してきたトップアスリートが書いた本のタイトルが「諦める力」ですからね。

 

なんか不思議な説得力があります。

 

僕なんかは性根がヘタレなので、こういった、"包み込みながらも勇気づけてくれる本"にはいうつも勇気をもらってます。

 

以下、心に響いた部分を抜き出しますね。(多すぎて全部は無理だけど!)

 

世の中には、自分の努力次第で手の届く範囲がある。

その一方で、どんなに努力しても及ばない、手の届かない範囲がある。

努力することで進める方向というのは、自分の能力に見合った場所なのだ。

 

これは社会人のみなさんなら痛感しているんじゃないでしょうか?

人間には向き不向きが明らかにありますよね。

 

なんか苦手なこと、不得意なこと、苦痛を感じること、だったり

 

逆に

 

なぜかやってて楽しくて熱中できること、人より得意なこと、だったり。

 

それが生まれつきなのか、育ってきた環境によるものなのか分かりませんが、

自分の強みが活かせる場所を選ぶ力というのはものすごく重要だと思います。

 

そんなことは誰でも知ってますよね。

でも、それをできている人はたぶん、ほとんどいないんじゃないかな。僕も含めて。

 

自分自身のことや周りを観察していてもよく思うんですが、

自分がしっくりこない場所でいくら努力しても、なかなか報われないのが現実ではないでしょうか?

・・・ていうか、努力自体続かないことがほとんどだと思います。

スポ根漫画のようにはいかない。

 

いくら成功するためのメソッドや方法論を学んだとしても、そこが自分にとって力を発揮できる場所でないと結果は出にくいし、やってても充実感が得られないのが実際のところだと僕は思います。

 

極端なことをいえば、勝ちたいから努力をするよりも、さしたる努力をすることなく勝ってしまうフィールドを探すほうが、間違いなく勝率は上がる。

「だって、僕がこの分野に行けば有利なんだよね」

そこから考えることが戦略だ。

孫子は「戦わずして勝つ」ことを善としている。

勝つためには、最初から負けるフィールドを選ばないことが重要なのだ。

 

"選ばない勇気"ですね。

 

日本では「やめる」「諦める」という行動の背後に、自分の能力が足りなかったという負い目や後ろめたさや敗北感を強く持ちすぎるような気がする。

「自分には合わなかった」

本質的には、ただそれだけのことではないだろうか。

自分が成功しなかったのは、その分野に合わなかっただけだ。

ほかに合うフィールドがあるかもしれないから、諦めて、やめて、移動するのだ。

 

正直なところ、やめたことが正解かどうかということは、その瞬間はまったくわからないものだ。何が失敗で、何が成功か、何がいいやめ方で、何が悪いやめ方か。

これはどういう時間軸で見るかによって異なってくる。

 

人は場に染まる。天才をのぞき、普通の人がトップレベルにいくにはトップレベルにたくさん触れることで、そこで常識とされることに自分が染まってしまうのが一番早い。

 

今までいた場所で、今までいっしょにいた人たちと会いながら、今までの自分ではない存在になろうとすることはとても難しい。

 

う~ん、名言が次から次へと・・・!

ちなみにまだ前半も終わっていないです(笑)

続きは実際に買って確かめてみてください。ぜひ。

 

僕は為末大さんの著書を読んだのは初めてだけど、知ってはいたんですよ。前から。

 

曹洞宗のお坊さんで南直哉という方がいるんですが、その人と対談している雑誌をチラ見したことがあるんです。

このお坊さんも面白い人なので、また記事を書くかもしれません。

 

以上、コクトーでした!