第5回のぼり旗ラン「狭山事件の日」 | 国鉄闘争

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 今日の第5回のぼり旗ラン「狭山事件の日」のコースは、雨上がりの曇り空で、風も強かったので、近間の2コース(JR高知駅~とさでん交通本社2往復12Km)を走りました。

 狭山事件は、1963年5月1日、埼玉県狭山市で女子高校生が行方不明になり、脅迫状がとどけられるという事件がおき、警察は身代金を取りにあらわれた犯人を40人もの警官が張り込みながら取り逃がしてしまいました。女子高校生は遺体となって発見され、警察の大失敗に世論の非難が集中しました。
 捜査にいきづまった警察は、付近の被差別部落に見込み捜査を集中し、なんら証拠もないまま石川一雄さん(当時24歳)を5月23日別件逮捕し、1カ月にわたり警察の留置場(代用監獄)で取り調べ、ウソの自白をさせて、犯人にでっちあげました。

 石川一雄さんが無実を叫びつづけて53年が経過し、東京高裁第4刑事部に第3次再審請求が申し立てられて、10年が経過しています。

 2009年9月には、裁判所、弁護団、検察官との三者協議が開始され、現在までに31回の三者協議が重ねられ、187点もの新たな証拠が開示されました。

 昨年8月22日には、石川さんの自宅で発見された被害者のものとされる万年筆が被害者のものでないことを、科学的に明らかにした「下山鑑定」を新証拠として裁判所に提出しています。

 以前、高知の集会に来られた時、懇親会で「無罪を勝ち取ったらアフリカに行って野生の動物を見てみたい」といわれた、石川さんの言葉が忘れられません。

 日々、健康に気を使われて、修行僧のような節制した生活を送られている石川さんも、今年78歳になられます。一日も早く元気なうちに再審の実現を求め、石川さんの無罪を勝ち取らなければなりません。

 今日のランの風景…

はりまや橋のバイキンマン

県庁前交差点の木曜市とそこで買ったイチゴ