今日も参院予算委員会の空転が続いている。

 私は、この原因は、自民・公明と民主の双方にある。 自民・公明の与党は、参院予算委員長が、職権で委員会設定を連日強行している。本気で国会審議を開始したいのなら、職権による委員会日程設定というパフォーマンスをやめるべきだ。

 片や民主党は、与党が衆院で採決強行後、「一週間は審議に応じない」と態度表明して、審議拒否を行なっている。予算委員会の過半数を握っているのだから民主党が出席しない限り委員会の開催はできない。民主党の態度は第一党の責任放棄に他ならない。 

 国民の国会に対する期待は何だろうか。国民の前で徹底した審議を行なうことだ。本来なら野党が多数の参院において、国政調査権の厚保道、資料提出、参考人意見聴取、公聴会を衆院より充実させることなど、諸問題解明の役割を果たすことができる。

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