参院財政金融委員会は、本日、守屋武昌前防衛事務次官と額賀福志郎財務相の証人喚問を12月3日に実施することを決定した。
 これに先立って、午前に4野党国会対策委員長会談で、証人喚問に対する議論が行なわれ、私は次のように主張した。
 1,守屋、額賀両氏の証人喚問を求めることは、当然で賛成だ。ただ、額賀氏の宴席に出席問題だけにとどまらず、日米軍事利権全体の究明のために、守屋、額賀両氏と秋山直紀氏(日米平和・文化交流協会理事)の証人喚問を要求する。
 2,証人喚問は、全会一致での議決を努力すべきだ。
 3,喚問のやり方も、まず守屋氏の再喚問を行い、その証言を受けて、「どうしても額賀氏の喚問が必要だ」という二段構えの手順を踏むことも必要ではないか。

 これに対して、山岡民主党国会対策委員長は、「宴席問題にかかわらず、防衛利権めぐるシンジケートに迫っていく必要がある。秋山氏山田洋行の野村氏なども呼ぶべきだ」とのべ、「問題となっている昨年12月4日の、人形町濱田屋での宴席の事実関係について、新たに証言したのは守屋氏なのだ」と明らかにした。

 ここに至っては、守屋氏を再喚問し、事実を証言してもらう、食い違いを主張する額賀氏を喚問することは一連の疑惑を解明する上で欠かすことはできないことは明らかだ。しかし、私は、「そうであればあるほど、守屋氏の再喚問は全会派が「ノー」とは言えないのだから、そこを一段クリアーしてから、さらに前に進むのが良いと思う」と発言した。