昨日の昼頃、清水寺でおこなわれたアテルイ・ モレの法要に参加しました。
アテルイ・モレ(阿弖流為・母禮)とは、東北地方の蝦夷をひきいて、坂上田村麻呂の率いる律令政府軍とたたかい802年に処刑された人物で、東北の英雄であるということは、このホームページでも何度か紹介したかと思います。

そのアテルイ・モレを顕彰する碑が、坂上田村麻呂が創建した清水寺に建てられたのが14年前(当時、私も建碑にむけてお手伝いをさせていただきました)。
毎年11月頃に、碑前での法要をとりおこなっています。

今年は雨だったため、室内での法要となりました(写真右)。

終了後は、清水寺ご本尊の特別御開帳が開催中とのことで (なんと8年ぶりの御開帳で、次回は25年後!まで拝めないのだそうです。花山法皇崩御1000年御忌”西国33箇所” の秘仏公開の儀と合わせてのこととか)普段は秘仏として安置されている「清水型11面千手観音像」を拝観する事が出来ました。 (写真左は、本堂をバックにパチリ。ご本尊様は当然ながら撮影禁止!!)

大変貴重なご本尊様を拝観した後は、関西在住の岩手県出身者と岩手県からのはるばるやってこられた参加者の皆さんと昼食を食べながら懇親会。
懇親会の冒頭に、清水寺・森清範貫主の講話をお聞きするのが恒例行事となっています。

森貫主によれば、なんでも、あの世の裁判官である「えんま様」は、 天国行きを嘆願する者に対して『清水寺のご本尊を拝んだことがあるかどうか?』と質問してくるらしいので、その時は堂々と 「私見たことあります!」と答えれば、天国へいける道を案内してくれるのだとか。
まあ、それぐらい有難い仏様だということですから、皆様も是非、期間中(今年の11月30日まで)に清水寺にご参詣をお薦めします。

ということが昨日あったのですが、今日の朝、南区の「東寺」境内で開催された「南区民ふれあいまつり」(自治連合会や体育振興会などでつくる実行委員会が主催)に顔を出したところ、偶然にも、東寺真言宗第256世長者として高名な砂原秀遍長者とばったり遭遇しました!

やはり「御利益」があったのでしょうか?(笑)